モルタルの素材で新しいストーリーを【PULL + PUSH PRODUCTS. Motif collection】

今回、ご紹介するアイテムのキーワードは“モルタル”。一般的に壁や床に使用される建築材料のことです。正直、あまり注目したことはなかったのですが、ふっと気づくと、この素材に囲まれながら生活しているものなんですね。

時の流れを一緒に感じる小さな世界

モルタルを、魅力的にプロダクトに落とし込んでいるプロジェクト『PULL + PUSH PRODUCTS. Motif collection(プルプッシュプロダクツ モチーフコレクション)』。
2002年から京都を拠点に活動している『PULL + PUSH PRODUCTS』のプロダクトシリーズです。

つくられるアイテムは、都市の風景や建物をモチーフにした形になっており、煙が立ちのぼる煙突をイメージしたお香入れや、雨風によって経年変化した風合を感じられる植木鉢など、使用したときにユニークさが増したり、使い込むと発見できる楽しみがデザインされています。繊細につくられた姿や、素材自体の味のある変化で、世界観がぎゅっと表現されたプロダクトなのです。

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    ノスタルジックな雰囲気が素敵!
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    お部屋に置いたら、小さくて可愛らしい家のモチーフが際立ちますね。
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    夜のビルを彷彿とさせるライトは、枕元で優しく灯したい。

数ある商品の中で、とくに目を惹かれたのが、マンション型のプランター『MAISON PLANTAER』。
可愛らしい形をよく見ると、6つの窓にはガラスが埋め込まれており、金属の柵が付いた出窓や水が流れ出す階段など、デザインには遊び心が隠されているのです。細かい部位も手作業で丁寧に仕上げられており、美しく、優しい風合いを醸し出しています。

このプランターのポイントは、育てる植物の種類や量、本体の経年変化でまったく違ったイメージになること。2、3年の時が経ち、雨水や土の影響を受けて苔むしてきたアイテムは、植物が生い茂る廃屋のように見えます。逆に、まだ使い込んでいないものに、少し規則的に植物を並べれば、手入れされた屋上庭園のような印象に。

植えたものと一緒にプランターを育てるような感覚で、日々の変化を感じることができるなんて面白いアイディアですよね。

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    お部屋の中に小さいビルがあるよう。可愛らしい姿に癒されます。
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    手のひらに乗るサイズ感。
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    繊細な細部のデザインはじっと見つめていても飽きません。
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    味が出るまでプランターを育てたい!
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    どんな植物を植えるかで、雰囲気がぐっと変化。

木型を用いて独自の形成方法でつくられた本製品は、木目の表情や色むら、気泡などが残っており、素材本来の質感が残る素朴な表情に仕上げられています。そんな風につくられたプロダクトを見ていると、温かみや愛情を感じますね。

経年変化を楽しみながら、ずっと永く、大切にしたいと思わせてくれるような素敵なプロダクト。インテリアの一つに加えてみてはいかがですか?

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モルタル素材で作られたマンション型のプランターです。
雨風によって自然に生まれる経年変化は、プランターを荒々しくも温かみのある優しい風合いへと変えていきます。

サイズ : 約W105×D110×H105mm(内寸:約W75×D75×H90mm)
素材 : モルタル(本体)/ガラス(窓)、真鍮(手摺)、
ステンレスメッシュ(階段排水穴)

※受注製作/約3ヶ月でのお届け

(価格・ラインナップは2017年10月現在のものです)

公式サイト:http://product.pull-push.com

¥10,584(税込)

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