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リノベーション用物件をWebで探す時に見落とせない3つのポイント

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物件サイトは様々な条件で検索ができるため、とっても便利ですよね。好きな人はずっと見ていられるのではないでしょうか。

リノベーションをするために中古物件を探す場合にも、物件サイトは便利です。検索しながら探していると、地域や価格ばかりに目がいってしまいがちですが、実は、見ておかないと大きな後悔をしてしまうかもしれないポイントがあります。
そこで、今回は、物件サイトに出ている情報で見落としたくない、3つのポイントについてお伝えしたいと思います。

(1)毎月の出費に影響する「修繕積立金」と「管理費」

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マンションを購入した場合にかかる費用には、月々のローン支払いとは別に、「修繕積立金」と「管理費」というものが存在します。

「修繕積立金」とは、マンションの大規模修繕工事にかかる費用を住人で毎月積み立てていく制度です。この費用が少ないと、工事ができず建物の老朽化が進んでしまう可能性があります。
修繕積立金の金額は総戸数や築年数、建築延床面積により異なります。もし、同じような条件の物件と比べ、あまりに安い場合は、後々値上げする可能性が高かったり、工事自体の計画がうまく進んでいない可能性があることを考えておきましょう。

「管理費」には、管理人さんの人件費や共有設備の維持やメンテナンス、小規模修繕工事などの費用が含まれます。エレベーターが多かったり、共有スペースが立派だったり広かったりすると、管理費も高くなる可能性があります。

(2)実は生活に密接に関係する「総戸数」

マンションの総戸数は、先ほどご紹介した修繕積立金と大きく関わってきます。総戸数が少ないと、大規模修繕工事の個別の費用負担が大きくなるのです。
20戸で月々1万円を積み立てた場合は年240万円。
100戸で月々1万円を積み立てた場合は年1,200万円。
10~15年単位で比較していくと、将来の工事のために集まるお金の差は大きくなっていきます。

とはいえ、少戸数のマンションは都心や市街地に多く、交通の便や生活施設に恵まれています。管理組合の決議も取りやすいというメリットもあります。
自分のライフスタイルにあわせて、総戸数がどれくらいのマンションがいいのか考えてみるのもいいかもしれません。

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(3)長く住み続けたいなら要チェック「土地の権利」

マンションには土地の権利というものがあります。この権利の種類によっては、一生住めると思っていたのに出ていかないといけない場合もあるので、注意が必要です。

土地の権利は大きく分けて2つあります。土地が自分のものか、借り物なのかという違いです。
自分のものになる場合は「所有権」といいます。これは建物の権利に加えて、土地の権利も自分が持つというものなので、住み続けるうえで、特に問題はありません。

一方、借り物の場合は「借地権」といいます。こちらはいくつかの種類があり、それぞれ、契約の内容も異なります。
まず1つは「普通借地権(旧法借地権)」です。
この場合、修繕積立金と管理費のほかに土地の持ち主に地代を支払います。契約期間は30年以上となっていて、希望すれば更新も可能です。よほどの正当理由がない限り、地主側からの契約解除はできないため、永住できるケースが多いといえます。

一方、「定期借地権」の場合は、契約の更新ができません。
では、契約満了後の土地がどうなるかというと、2つのパターンがあります。契約期間後は更地にして地主にかえす「一般定期借地権」と、建物を地主に買い取ってもらう「建物譲渡特約付き借地権」です。
後者の「建物譲渡特約付き借地権」では、土地を売却後にそのまま賃貸として住み続けられるケースもあります。

こうしてみると、借地権のマンションよりも所有権のマンションの方が良いように思えるかもしれません。ですが、借地権のマンションは2~3割ほど安いと言われており、固定資産税や都市計画税といった土地に関する税金の支払いもないため、住まいにかかる予算を抑えることができます。

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まとめ

いかがでしょう? 
部屋の広さや設備のほかにも、物件サイトには重要な情報が載っていることがお分かりいただけたと思います。

毎月支払う費用に影響してくる「修繕積立金」や「管理費」、意外に生活への影響度が大きい「総戸数」、そして、ずっと住み続けるためにチェックしておきたい「土地の権利」。
住まいとして考えた場合には見落とせないポイントです。

物件の候補を絞っていく際には、これらの点もぜひチェックしてみてください。

コンテンツ提供:ゼロリノベ

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運営会社:株式会社グルーブエージェント

リノベーションを通じて、「大人を自由にする住まい」の実現を目指すゼロリノベ。資産性の高い物件探しから、将来の生活の変化も見据えた可変性のあるプランニング、オシャレ空間の良さを活かすインテリアコーディネートまでワンパッケージで提供している。「吾唯知足」の精神に学ぶ、堅実な住まいづくりが特徴。

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