おばあちゃんの家で聞いたことがあるような、風鈴を思わせるどこか懐かしい鐘の音。ちりん、と可愛い音色だったり、ぽーんとふわっと広がるような音色だったり、そんな「音」に癒されたことはありませんか。単純な音の中に優しさや癒しを感じる、『おりん』たちに耳を傾けてみましょう。
やわらかく、ふんわり響く鐘の音
「おりん」と言われても、ピンとくる人が少ないのではないのでしょうか。それは、お仏壇に置いてあるお椀型の鐘のこと。お家にあるという人は少なくなってきているかもしれませんが、お寺には必ず置いてある仏具です。
『久乗おりん』は、そんなおりんを仏具だけでなく、楽器やインテリアとして使えるようにアレンジしたものです。小鳥の形をしたもの、ドアベルに改良したもの、苔玉と組み合わさって、鑑賞しながら楽しめるものなど、その姿は、実にさまざま。それぞれで、少しずつ違う音が楽しめます。
この製品をつくっている『山口久乗』は富山県の高岡で、明治40年に創業しました。高岡で生み出される「高岡銅器」は、江戸時代に起源があるとされる伝統工芸で、日本の生産額の95%を占めると言われています。しかし、職人さんの高齢化や後継者不足による衰退が心配されていることのひとつ。だからこそ、さまざまなアイデアで仏具にとどまらないアイテムを作り出し、伝統と技術を継承していこうとしているのです。
久乗おりんはその美しい音色から、北陸新幹線の新高岡駅の発車BGMや学校のチャイムなどにも使われています。実は久乗おりんの音には、脳波にα波を増加させる癒しの効果があるんだとか。そばに置いて、いつでも手軽に楽しむなら『てのりん』や可愛らしい『りんごりん』がいいかもしれません。
また、ガジュマルやパキラなどの植物も一緒になっている『苔玉りん』は、ころんとかわいらしくお部屋を彩ります。植物の緑とおりんの音が合わさって、いっそう癒しの効果が強くなりそう。『リンフローラ』は墨色のおりんに華やかなプリザーブドフラワーのローズが映える気品ある製品です。なんと天然石のダイヤが入ったラメがちりばめられており、お部屋に文字通り華を添えてくれる存在ですね。
あまり身近ではなかった、おりん。深く優しく響く音色は、きっと忙しい毎日に癒しを与えてくれるはずです。「ちょっと疲れたな」と思ったときには、久乗おりんを鳴らしてみてはいかがでしょうか。
久乗おりん てのりん
二つの呼応する音をしつらえました。
シルバーはやや高く、黒はやや低い音がします。
指で軽く持ち上げて振るだけで、二つの美しい音がひろがります。
静かにリラックスした部屋などで、一人でもよし、二人仲良くでもよし、いつまでもその余韻を楽しめる、可愛いてのりんです。
結婚の贈り物にも最適です。
本体サイズ: Φ50 ×高さ50mm
おりん:銅合金
振り子:ヘマタイト(天然石)
カラー/音:シルバー/高音(パラジウム仕上げ)・黒/低音(漆仕上げ)
公式サイト:https://www.kyujo-orin.com/
(価格・ラインナップは2018年9月現在のものです)
¥6,480(税込)