ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、フィンランド……。北ヨーロッパの国々では、スタイリッシュな家具が使われています。寒い北国の生活に温かさをプラスするような、優しい雰囲気が特徴ですよね。
そんな北欧インテリアを、世界中で注目されている外国のデザイナーが考案し、我が国が誇る高い技術力で完成させているのをご存知ですか?
2カ国それぞれの魅力を引き出した椅子
シンプルながら独特の上品さを醸し出す北欧の家具は、とても人気があります。インテリアにこだわりのある方は、部屋を北欧テイストで統一していることも多いのではないでしょうか。その洗練されたプロダクトを伝統的な木工技術によって作り上げた製品が、『MOKU CHAIR』です。
インテリアショップの『ACTUS』は、オリジナルの他、ヨーロッパを中心に国内外の選りすぐりのインテリアアイテムを販売しています。同社の「世界に誇れる日本の家具を作ってほしい」という要望に応えたのが、デンマーク・コペンハーゲンのデザイナー、セシリエ・マンツです。
彼女は、日本人が日常的に使うアイテムを作るのは国内メーカーであるべきと考えました。そこでパートナーとして選ばれたのが、『日進木工』。500年もの間、飛騨高山で受け継がれてきた技術や美意識を大切に、創業以来70年にわかって、家具を作り続けている会社です。
世界を舞台に活躍するデザイナーのアイディアと、日本が培ってきた伝統的な職人技が融合することで、ハイクオリティなオリジナルチェアができました。
コンセプトは「曲線と直線」、そして「親しみやすさと緊張感」。相対する2つを両立させたデザインとなっています。
製品の大きな特長は、曲線と直線それぞれの魅力を最大限生かしていること。脚からひじ置き、そして背もたれまで、流れるようなラインでつながっています。全体的に丸みを帯びたフォルムは、座る人を優しく迎えて抱擁してくれるようですね。
一方、身体に触れる内側の部分はまっすぐなので、座りやすくなっています。デザインがハイセンスなだけでなく、快適性も重視しているのが好印象です。
北欧デザインのナチュラルな上品さと、日本の正確な仕事によって完成したプロダクト。端正な美しさと快適さを兼ね備えた逸品です。
遠い異国と我が国の良さを生かした椅子を、お部屋に取り入れてみませんか? 普段なかなか交わることのない2カ国の魅力に、改めて気づけるはずですよ。
MOKU CHAIR
コペンハーゲンを拠点に、世界の舞台で活躍するデザイナー、セシリエ・マンツが日本に向けデザインし、日本の木工技術で創り出した家具が“moku”シリーズです。
創業から70年にわたり高い技術力で独自の家具を作り続けてきた、飛騨高山の「日進木工」が生産を担うことで実現した、美しい曲線を描くチェア。有機的なフォルムが、座る人の体を優しく受け止めてくれるようです。
サイズ:W53.5×D47.3×H69.5×SH45
素材:ビーチ無垢材・ウレタン仕上げ
カラー:全3色(ナチュラル/ダークグレー/ライトグレー)
公式サイト:http://online.actus-interior.com/
製品詳細ページ:http://www.actus-interior.com/news/moku/
(価格・ラインナップは2018年4月現在のものです)
※販売店舗にてご購入可能
《販売店舗》
¥116,000〜(税別)