【wawa】木材とはまた少しちがう。籐の魅力を鏡に

自然素材で作られた家具には、独特の温かさがあります。部屋に飾れば、穏やかな雰囲気を醸し出してくれるのが嬉しいポイントですね。家具に使われる素材として代表的なのは木ですが、優秀な材料はほかにもありますよ。

籐だから実現する丸みが、優しさを演出

「籐」(とう)というものをご存知でしょうか? 漢字を見ると、気品あふれる紫色の花を咲かせる「藤」(ふじ)に似ていますが、まったくの別物です。籐はヤシ科のツル性植物で、熱帯雨林に自生しています。竹など木のようにも見える、暖かみのある風合いが印象的。木材よりも丈夫で折れにくいため、曲線にしやすいという特長があります。

その加工のしやすさを生かして開発されたのが、日本やヨーロッパの歴史あるデザインプロダクトを取り扱うインテリアブランド『METROCS』が販売する『wawa』です。

本製品は、フレームに籐を採用した壁掛けミラー。螺旋状に巻いて二重の輪にしたことから名付けられました。裏の取付金具には切り込みが入っており、好きな角度で壁にかけられます。

  • 角度
    巻き終わりは上にする? それとも下??

しなやかさを最大限発揮したフレームは、建築設計やインテリア、プロダクトデザインなどを幅広く手がける『トラフ建築設計事務所』が考案。それを1907年に山形県で創業してから籐製品加工を続けている老舗メーカー『ツルヤ商店』が、手作業で製造しています。伝統技術と先進的なデザインが融合することで、素材の力を引き出した新しいプロダクトが誕生したのです。

商品はナチュラル、レッド、ブラック、マキの4種展開。製品全体の色は変わりませんが、先端に色付けや装飾が施されています。

  • マキ-レッド
    マキ(写真左)には、熟練技を持つ職人による装飾が!

また、塗装をせず自然な状態のまま作られているのもポイント。使い続けることで飴色の艶が出て、経年変化による色合いの違いを楽しめますよ。

  • 無塗装
    自分と一緒に年を重ねてくれる、相棒のような存在に。

日本が誇る歴史ある技術と世界が称賛するデザインがタッグを組み、シンプルながら存在感のあるミラーが出来上がりました。グルグルと加工しても折れない耐久性と、自由自在に変化する表現力を併せ持った籐の魅力を、存分に感じてみませんか。丈夫なフレームに包まれた鏡は、年月の経過を私たちの姿と艶によって知らせてくれますよ。

wawa

アイキャッチ商品紹介

日本に伝来してから1000年以上の歴史を持つ籐(とう)を用いた壁掛けミラーをつくりました。

しなやかで力強い籐の特性を生かしたフレームは、シンプルでありながらも存在感を放ちます。

その太い籐をらせん状に巻いた「二重の輪」の形状から、w a w a と名付けました。

サイズ:W275、D90、H310mm、1kg

材質:籐、ミラー、スチール(電着塗装)

種類:ナチュラル、レッド、ブラック、マキ

公式サイト:https://metrocs.jp/

(価格・ラインナップは2018年5月現在のものです)

¥18,000〜20,000(税別)

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