【momentum factory orii/ tone】銅が魅せる色の世界

鮮やかな色の皿にアロマキャンドルを置いてみたり、かわいいデザインのカップに観葉植物を入れて飾ってみたり。本来の使い方ではないけれど、お気に入りのインテリアができあがることってありますよね? 使い方や場所にこだわらず、自分のスタイルを作ることができるアイテムがあれば、部屋を飾ることが楽しくなるのではないでしょうか?  

使い継がれるほんもの

富山県高岡市にある『momentum factory orii』は400年の歴史を持つ伝統工芸『高岡銅器』の着色を手がけています。伝統的な発色技法を応用し、オリジナルの色にこだわってきました。塗料を使わずに、銅の化学反応で生み出された色の数々は、素材の風合いを生かす独創的な美しさを誇ります。
例えば「煮色」は、『硫酸銅』と『炭酸銅』の溶液の中に銅器を浸して煮込むことで発色する技法。ほかには日本酒と酢と鉄屑を入れた溶液を銅に吹き付けて染め上げるものもあります。まさか食材を利用していたとは、先人の知恵はすごいものです。

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    小物入れとして、こんなふうにお気に入りのものをまとめれば、目を引くインテリアディスプレイに。

受け継がれてきた技法を今に伝えながらも、職人たちによる新たな試みがなされています。
たとえば同社が展開するインテリアブランドである『tone』。シンプルなデザインはヨーロッパの雰囲気を纏い、また、独自の着色技術により生まれる温かみのある色合いが、さまざまなシーンとマッチします。

『table lamp』をベッドサイドに置けば、光を通さない銅板のシェードが手元と天井だけに光を導き、深い眠りを誘いそうです。6色から選ぶことができるので、寝室のイメージにピッタリなカラーを選べますね。
また『flower vase』に活けた花は、いつもより長く楽しめそうです。花を長持ちさせるために10円玉を入れる裏技がありますが、銅製品ならそのひと手間は必要ありません。これは、銅イオンが細菌を防ぎ水や茎の切り口を保ってくれるからです。
そのほか『pot』は蓋が銅器で本体はガラスになった、かわいいデザイン。三角帽子のように尖ったフォルムだから、スパイスやコーヒーと一緒にスプーンを入れられて、重宝しそうです。

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    『tone_pendantlight-spot』は色違いで並べて設置してもかわいいデザイン。
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    『pot』で部屋を飾る? キッチンで使う? あなたのセンスが光ります。

カラフルな色が揃っていて、アイデア次第で使い方が広がるのが『bowl』。玄関でキーを入れておけば、もう探し回ることもなくなりそうです。そこに置いておくだけで、部屋のインテリアに添えるアクセントになるのではないでしょうか。

『tray_SQUARE』にはL、Mサイズがあります。LはA4サイズの大きさなので、ランチョンマットやお盆代わりにも。また半月盆のように使っておしゃれに料理を盛り付ければ、粋なおもてなしになりそうです。もう一つのMは、A5サイズのトレイで洗面台のアメニティグッズをおしゃれに配置して、ホテルのような空間を演出できます。

薄い銅板の柔らかな曲線は使う楽しさを教えてくれそうです。

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    『champagne cooler』をワインクーラーにすれば外側にまとった水滴が、いつもと違う表情を見せてくれます。
  • tone_tray_M
    『trey_SQUARE_M』に何を入れればきれいに映えるのか……じっくり考えるのも楽しみのひとつ。

時間の経過とともに変化していく銅の美しさを傍らで眺めることができるのは、ちょっとした贅沢かもしれません。

momentum factoryの作り出す不思議な色の世界は、空間に色づけることで長く使い継げる身近な道具へと広がり始めています。銅が魅せるたくさんの表情を、感じてみてはいかがでしょうか?

tone

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toneは無意識に使われ方や場所を変えながら
永く使い継ぐ暮らしの道具です。

tone_bucket M(bucket にはM,Lがあります)

サイズ:Φ120×H105mm
重さ:260g
素材:銅

公式サイト:http://tone-orii.com/
(価格・ラインナップは2018年8月現在のものです)

¥8,000(税別)

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