さて、今回みなさんにご紹介するのは「雪駄(セッタ)」です。といっても、セブンスターのことではございませんよ。ほら、浴衣姿で温泉街を歩くときなんかに履く、サンダルみたいなアレのことです。はぁ、なんだか古くさいイメージだなあって? なんてこった、ちょっとマッタ。そのセリフ、きっと撤回するにことになりますよ。
江戸時代からつづく伝統の雪駄×モダンでスタイリッシュなデザイン!
それでは、『DESIGN SETTA SANGO(デザイン セッタ サンゴウ)』について紹介していきましょう。このアイテムを生み出したのは、江戸時代から脈々と草履・雪駄づくりが受け継がれてきた奈良県三郷町にある2つのお店。大正6年創業の芝﨑吉右衛門商店(鼻緒製造業)を受け継ぐ「侘寂び屋(わさびや)」と、2009年にオープンしたカフェ「CAFÉ FUNCHANA(カフェ ファンチャーナ)」です。まったく業種の異なる2店舗が、それぞれに研ぎ澄ませてきた技術と感性をミックスさせることにより、これまでになかった画期的な雪駄が生み出されることになりました。
このアイテムの特筆すべきポイントは、なんといってもそのデザイン。ぽってりと丸みを帯びた鼻緒には、希少なヴィンテージ生地やテキスタイルデザイナーとのコラボ生地などが使用されており、ジーパンやスカートといったカジュアルなファッションにも合わせやすいところが魅力です。
また、履き心地にもとことんこだわっていて、天(足を乗せる面)は俵型で横幅がしっかり取れるフォルムとなっているほか、底には一般的な靴と近い感覚で履くことができるオリジナルのEVA素材を採用。現代人の生活スタイルにぴったりとフィットする履物となっています。
『DESIGN SETTA SANGO』をつくっているのは、先達から受け継いだ高度な技術をもつ職人たち。細部までぎっしりと手間とこだわりを詰め込むため、従来の雪駄の約10倍もの時間をかけてつくっているのだとか。だからこそ、ファッションアイテムとしてはもちろん、モノとしての輝きも素晴らし過ぎ! 自分へのご褒美に、大切なひとへの贈りものに、ぜひオススメしたい逸品です。
DESIGN SETTA SANGO
職人の技でしかなし得ない品質と、カフェの持つ発信力とデザイン力で、奈良県三郷町の雪駄を日常に新たなファッションとして取り戻したい! そんな情熱から生まれたプロジェクトです。
公式サイト:http://designsetta.jp/
オンラインショップ:http://designsetta.jp/online_store
¥10,584(税込)