レトロな光が、夜を包む。【VINTAGE LED BULB】

川澄悠紀

2017.11.13

「電球」と言われて思い浮かべるのは、あの伝統的な『エジソン電球』ではないでしょうか？　ガラス内部のフィラメントから発せられる柔らかなオレンジの光が、部屋を淡く照らす。そのうちフィラメントが切れてしまい、光らない電球を振るとからからと音がする。寿命が短くて、いつもおばあちゃんがぼやいていた。そんな思い出が私にはあります。しかし今や、電球の主流はLEDです。

オレンジの柔らかい光こそ、夜のお共にふさわしい。

皆さんもご存じのLEDは、長寿命で高輝度を確保できる光源として信号機、液晶のバックライト、お部屋の明かりと生活のあらゆるところで活躍してくれています。現在、照明市場で大きなシェアを取っていますが、残念ながらおしゃれなLED電球を見かける機会にあまり恵まれませんでした。
高輝度だからこそ白く光りすぎてしまい、あの優しく淡いオレンジの光には程遠い、いかにも現代的な明るさ。そして、面白みのない画一的なデザイン！　せっかくの技術の進歩もおしゃれなデザインの前では、為すすべなしかと思っていました。

『VINTAGE LED BULB』は、白熱電球の柔らかな光源を実現したLED電球です。その長寿命とエコさはそのままに、レトロな雰囲気とデザインから、いま注目を集めています。これまでは「普通電球タイプ」と「ヴィンテージタイプ」のみでしたが、今回新たに「ボールタイプ」と「スタータイプ」の２種が仲間入り。計４種類からお部屋の雰囲気に合ったものを選ぶことができます。

「普通電球タイプ」よりも、よりまんまるな形が可愛い「ボールタイプ」。よりレトロな雰囲気を感じます。
めったに見ない星形の電球「スタータイプ」。おしゃれな中にも遊び心を感じられるお部屋に仕上がりますね。

気になるのは星のカタチ。まるで空から流れ星が落ちてきて光っているような華やかさと、淡く光るようすに少しのノスタルジーを感じます。

照明は、私たちの夜を明るく暖かく照らす相棒。毎日何の気なしにスイッチを入れますが、さあ、あなたの部屋の照明は何色でしょうか？　夜なのに、昼間のような白い光ですべてを暴かれては興ざめというもの。柔らかなオレンジの光が淡く部屋を照らし、気分もちょっとリラックスする。あらゆる電子機器に囲まれた現代だからこそ、レトロな光の中で暮らしてみるのも悪くない。