テクノロジーが進化し、欲しいものは安価でいつでもどこでも手に入るようになった時代。便利に囲まれて過ごす一方で、やはり大切な家族が暮らしの中で使うアイテムは、「優しい」ものを選びたいですよね。
全国各地には昔から伝わる技術とそれを伝承する職人たちがいます。そこにこそ、私たち日本人が本当に安らげるヒントがあるのかもしれません。
手仕事のぬくもりが、優しくつつむ
先人の智慧と現代を生きる私たちの感性や感覚を和えて、”日本の伝統を次世代につなげたい”。その想いから、異なる2つの素材が和えられることにより、より魅力的になる、お料理の「和え物」にならって名を冠したのが、”0から6歳の伝統ブランドaeru”です。
ここで作られたものはすべて、伝統産業の職人さんによる細やかな手仕事と使いやすさを追求したアイデアによってつくられたものばかり。だから、赤ちゃんはもちろんのこと、長く使い続けられる「ホンモノ」のオリジナル商品が揃っています。 今回はaeruの『おやすみシリーズ』の中から、とっておきの「おやすみアイテム」を選んでみました。
上質な睡眠のために、まず準備したいのは気持ちのいいお布団ですよね。肩口をしっかり覆えるように、顔の部分がU字型にくり抜かれたかけ布団が特徴の『京都府から 手詰め木綿わたの 首くり布団セット』。この形は、今よりも寒さが厳しかった先人たちの智慧によって考え出されたものです。体が外に出る部分が最小限になっているので、赤ちゃんが冷えないようにカバーしてくれて、今の季節にとても重宝しそう。特徴的な曲線の部分は、特にわたを詰めるのが難しいので、職人の手によって1枚ずつ丁寧に仕上げられているのです。
そして、こだわりはもちろん素材にも。保温性と吸湿性に優れた木綿わたが贅沢に使われ、汗っかきの赤ちゃんの肌も快適に保ってくれます。
1日の約半分を過ごす場所だからこそ、”抱っこされるのと同じくらい安心してゆっくり眠れる場所にしたい”。そんな技とさりげない優しさがにじむ商品なのです。
子ども用なの!? と驚いてしまうほどシックなデザインの『大分県から 竹細工の ベッドメリー』は大分県竹田市に伝わる竹細工によってつくられた、癒しの商品。空に向かってまっすぐに伸びる竹と、赤ちゃんがすくすくと育つ様子を重ね合わせ、「元気に育ってほしい」という願いが込められています。
シンプルなつくりに見えますが、秘められている意匠は、まさに職人のそれ。材料を細かく割るところからパーツを磨き、組み上げるまでをたった1人で、しかも手作業で行います。素材感を活かすために、竹細工では珍しくマットな表面、それでいて滑らかに仕上げているのもポイント。見あげた時やそよ風でゆらいだときなど、ふとした瞬間にさまざまな表情を見せてくれますよ。
小さな頃から親しんだものは、知らず知らずのうち親しみを覚えるもの。aeruにはそういった大人になってからも使いたい商品が揃います。たとえば、江戸時代から続く伝統的な技法で染められた本藍染のオーガニックコットンのタオルや、『ラックダイ』と呼ばれる自然染料で2日間もかけて染色し、伸縮性のある柔らかい編み方で仕上げた草木染のブランケットなども人気です。
作り手の想いと優しさが詰まったこれらの商品は、きっとその人にとっての一生ものになっていくのではないでしょうか。出産祝いだけでなく、友人へのプレゼントや還暦祝いなど、人生の節目に贈りたいのは“本”当に贈りたい日本の“物”=ホンモノ。多くのものに溢れているからこそ、日本の伝統を日常に取り入れて、やすらぎの時間を送りたいものですね。
写真提供:株式会社和える
0から6歳の伝統ブランドaeru
先人の智慧を暮らしの中で活かし、“日本の伝統を次世代につなぐ”ことを目指し、誕生した「0から6歳の伝統ブランドaeru」。オンライン直営店の他、東京・京都に直営店も構える。
東京直営店「aeru meguro」
住所:東京都品川区上大崎3-10-50 シード花房山S+105
営業時間:11:00~18:00(水曜定休)
アクセス:目黒駅 徒歩3分
(JR山手線・東京メトロ南北線・都営三田線)
京都直営店「aeru gojo」
住所:京都府京都市下京区松原通室町東入玉津島町298
営業時間:10:00〜17:00(水曜定休)
アクセス:五条駅・四条駅 徒歩5分(地下鉄烏丸線)、
烏丸駅 徒歩7分(阪急京都線)、
烏丸松原 徒歩2分(市営バス)
オンライン直営店:http://www.aeru-shop.jp
(価格・ラインナップは2017年12月現在のものです。)
¥87,000(税別)
¥35,000(税別)
¥21,000(税別)
¥22,000(税別)