タイトルを見て「誤字」だと思った人は早とちり。料理じゃなくて「良理」で正解なんです。というのも、今回ご紹介するのは「良い道具には良い理(ことわり)がある」という信念のもと、おいしい料理をつくるための道具を扱い続けている『釜浅商店』のオリジナルアイテム。クラシカルなフォルムに「良理」がぎっしりと詰まった、一生ものの道具です。
煮る、焼く、炒める、オーブンもOK。幅広い調理法に応える南部鉄製の鍋。
料理好きなら誰もが一度はあこがれる「鉄の調理道具」。テフロン加工やフッ素樹脂加工されたものより格段に火の通りがよく、同じ食材でもバツグンにおいしく仕上げられるところがいいですよね。でも、ちょっとだけ問題なのはお手入れにけっこう手間がかかってしまうところ。きちんとメンテナンスすれば「一生もの」ですが、手を抜くとスグにサビついてしまいます。そのため「使ってみたい」とは思いつつ、ついつい足踏みしてしまっているという人も多いのではないでしょうか。
今回ご紹介する釜浅商店の『南部浅鍋』も、確かにそれなりのお手入れが必要です。しかし、それでもやっぱり、料理好きを自認するなら使ってほしい、いや使うべきだと断言します。なぜそれほど熱くオススメできるのかって? まるでアツアツの石焼きビビンバみたいじゃないかって!? お答えしましょう、そりゃあもちろん、それくらいいい道具だからです!
さて、それではこのアイテムの特長についてくわしく紹介していきましょう。まず、はじめにお伝えしたいのは、とにかく使い勝手がいいというところ。もともとはすき焼き用の鍋として製造・販売されていたそうですが、鍋料理だけでなく、煮込みハンバーグや炒めもの、フォカッチャやグラタンなどなど、和洋中さまざまな料理に活用することができます。
また、熱の伝わりがやわらかく、保温性がきわめて高いという「南部鉄製」ならではの特性も大きな魅力。食材をふっくらとおいしく仕上げてくれるから、料理の腕もグンと上がるはずです。どうですか、料理好きならずとも「手に入れたい!」という熱い衝動がフツフツと湧き上がってきたのでは?
『釜浅商店』は、明治41年に浅草合羽橋で創業し、100年以上にわたって料理と道具と向き合ってきた老舗。プロ・アマを問わず多くの料理人に評価されてきたその審美眼は、今回ご紹介した『南部浅鍋』の開発にもしっかりと活かされています。だからこそ、道具としての使い勝手だけでなく、モノとしての魅力もたっぷり。あなたもキッチンに深みのある彩りを添え、使えば使うほど愛着が増していく「良理道具」を手に入れてみませんか。
釜浅商店の南部浅鍋
釜浅商店オリジナルの手付き鍋。蓄熱性が高く、フライパンとしてはもちろん、オーブンウェアや、直接テーブルへ持ってステーキ皿などとしても使えます。レシピを掲載したリーフレット付きなので、鉄器を初めて使う方にもオススメです。