地域の資源を活かしたお土産品として、竹の小枝部分を文房具にしてます。素材がそのまま使われた、素朴な風合いの鉛筆とボールペン。2つと同じものがない、個性豊かな表情が魅力です。
美しい竹林を守るために。
竹工芸作家として活躍してきた『アトリエROKUME』の川島茂雄さん。「美しい竹林保全のために竹を切ろうというボランティア精神だけじゃ続かない。でも、薮の竹に資源としての価値を見出せば、人は竹を切るようになって自然と美しい竹林が生まれるんじゃないか? そう考えたんです」そうした思いから制作されているのが、この『竹枝鉛筆』と『竹枝ペン』です。
門松や竹垣、かぐや姫……と、関連する日本文化をあげるときりがないほど、私たちと関わりの深い「竹」。実は、その竹を採集する竹林の手入れには大変な手間ひまがかかります。放っておくと、うっそうとした「竹藪」へと変わってしまう竹林。藪と化してしまったところを健全な状態に戻すための伐採作業は、とても骨の折れる仕事です。
そんな重労働を、無報酬ではなくプラスαのある事業として続けていきたいという試みは、川島茂雄さんの提案がきっかけでした。
大分県内で伐採した竹の小枝部分を、節目も含めてそのまま鉛筆やペンの軸に。中には折れ曲がっているものや、節から脇芽が出ているものもあります。不揃いな見た目ですが、手にしてみると、思っていたよりもしっくりとくる持ち心地です。
また、形はもちろん、色合いも含めて一本一本の表情が違います。緑から、黄味がかった色、曲がっているものや、まっすぐに近いものまで……通販で購入するなら、どんなものが届くかお楽しみに。世界にひとつだけのステーショナリーです。
青竹を使用しているので、はじめのうちは濃い緑でも、使い込むうちに次第に色が抜け、味わい深い風合いに。手のうちで自然の変化を感じられることで、より一層の愛着が湧いてきます。
手にした人はきっと、竹のような素朴で真っ直ぐな気持ちで、文字をしたためてみたくなるのではないでしょうか。
竹枝鉛筆
同じものは2つとない、経年変化も楽しめる竹のステーショナリー。
公式サイト:https://oitamade.jp/products/detail/61
(価格・ラインナップは2018年8月現在のものです)
¥432(税込)