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鹿児島湾の右足、大隅半島。この島に、廃校となった小学校を利用した体験型宿泊施設が、2018年7月、オープンしました。その名は『ユクサおおすみ海の学校』。なんでもここでは、旧校舎に泊まるという、ちょっと変わった体験ができるとのこと。一体どんな場所なのか気になりませんか?
もう一度“通う”場所へ。地方創生の一翼を担うのは、懐かしいあの空間だった。
地方の人口減少に歯止めがかからない昨今。大隅半島地域も例にもれず、その渦中にありました。過疎化が進むなか、地方創生=町おこしの一環として誕生したのがこの施設。海からほど近い場所にあり、滞在中は地域の人々と一緒に、大隅半島での生活をまるごと楽しむことができます。
校舎を入るとすぐ目に入る『ユクサおおすみ海の学校のチョコレート工場「kiitos(キートス)」とフロント。
大隅半島のお土産をセレクトしたショップ「家苞(いえづと)」がお迎えします。
「ユクサ」とは、大隅半島の方言で「ようこそ」を意味します。標準語の「ゆくさ=行くさ」とかけて、この名前となりました。
水回りは快適な洗面化粧台に。 なんと、かつての職員室にだって泊まれちゃいます。 校長室はこんな感じ。ここにも泊まれます。
校内にある『おおすみ食堂さのぼい』では、大隅半島で作られた新鮮な食材をふんだんに使った料理が提供されます。地元のおいしい空気や水で育った旬の素材を、心ゆくまで堪能するのは、まさに旅の醍醐味ですよね。
和牛、黒豚、サツマイモ紅はるかなど極上の食材を使った料理が自慢。
周辺には、海はもちろん、山もあるので、登山やトレッキング、魚釣り、マリンスポーツなど、あらゆるアクティビティが体験可能です。しかも、実はこの周囲一帯は日本有数のサイクリング・コース。学校内にはサイクリング・ショップが常設されており、技術的なサポートを受けたり、地域のサイクリング情報も収集できたりするので、自転車が趣味なら絶対に押さえておきたいスポットです。
ちなみに、現在公式HPにて募集している体験は、サーフィンのような板に立って漕ぐ、『SUP(スタンド・アップ・パドル)』。「ちょっとだけやってみたい!」という人向けのプチツアーから、半日をかけて桜島周辺を巡るツアー、さらにはサンセットタイムに合わせて海に出るものまで展開されています。初心者でも参加できるので、ぜひチェックしてみてください。
サイクリング・ファンなら行くしかない!
学校に泊まるって、それだけでなんだかワクワクしますよね。宿泊する部屋は、個室やドミトリー、大部屋など、人数別に選べるようになっているので、ひとりでのんびり、または親子旅行に、はたまた修学旅行気分でたくさんの友達と、一度訪れてみてはいかがでしょうか。誰もが子どもに帰れるこの「学校」での体験は、きっと忘れられないものになることでしょう。
画像提供:ユクサおおすみ海の学校
ユクサおおすみ海の学校
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おおすみの人と、自然が先生です。
会社名 株式会社Katasudde
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