ダンスonタタミ! まったり、どっぷり、音楽に浸れる古民家パーティハウス。【瓦レコード】
国宝松本城が佇むことで知られる長野県松本市へ。JR「松本」駅から中心市街地を抜け、女鳥羽川沿いを北東へ進むと、全国から音楽フリークが集うスポットが現れます。その名は「瓦レコード」。クツを脱いでタタミの上で躍るという、とてもユニークなパーティハウスです。
ダンスフロアは、なんとタタミ敷き!
そば、りんご、信州味噌、松本城。長野県松本市のイメージって、一般的にそんなところですよね。でも、一部の音楽フリークには、ちょっと違う顔も見えているようで……。それは、「タタミの上で躍れる街」というもの。何を隠そう、その正体こそ「瓦レコード」。もともと瓦屋さんだった古民家を改装したライブハウス・クラブです。
「瓦レコード」があるのは、松本市の中心市街地から少し離れた閑静なエリア。一見、ごくふつうの民家なのですが、「瓦」という文字が切り抜かれたドアを開けると、なかなか非日常的な光景が立ちのぼります。ハンドメイド感のあるバーカウンターの奥には、タタミ敷きの上にミラーボールが浮かぶ、たぶん世界でただひとつのダンスフロア。なんとも個性的かつ、ほっこりと和む空間が広がっているのです。
文字で読むだけだと違和感バリバリかもしれませんが、これが意外とマッチしているからなお不思議。音楽フリークだけでなく、これからリノベーションをしようと考えている人も、行ってみる価値は大アリです。
原動力は「パーティは一生もの!」という想い。
「瓦レコード」がオープンしたのは、2004年のこと。「dj sleeper」という名義でDJとしても活動する代表の古川さんが、廃墟と化していた一軒家を借りたことが始まりです。当初は大学の仲間たちのたまり場としてのみ活用していたそうですが、京都のクラブ「METRO」で行われた「FANTSIA」というパーティに遊びに行った際、年配の人たちも楽しそうに躍っているのを見て一念発起。「パーティは一生楽しめるものなんだ! LIFE is PARTY!!!!」という想いのもと、パーティハウスとしてオープンすることを決意したのだとか。
そんなアツい想いのたまもので「瓦レコード」の名は徐々に広まっていき、今では全国からアーティストやDJが駆け付ける中部地方屈指の激アツスポットに。
また、古川さんは、毎年9月に松本市のアルプス公園で開催されている「りんご音楽祭」も主催。涼しい風を浴びながら、いかした音楽をたっぷり楽しめるフェスとして大好評を博しています。音楽好きなら、こちらも要チェックですよ!
瓦レコード
ライブやパーティなどのイベントが行われるのは原則として週末のみ。イベントのない週末にはバーとしても営業しています。
住所:長野県松本市清水1-1-2
TEL: 0263-33-8366
http://www.geocities.jp/kawara_record/home.html