程よい緊張感。気品溢れる錫製徳利【gekka】

少しづつ肌寒さが出てきた今日この頃。そろそろ鍋物を自宅で楽しむ方も出てきたのではないでしょうか? 吞兵衛にとっては「鍋料理」と来ればもちろん「お酒」は外せない飲み物ですよね。鍋のお供は、ビールまたは日本酒……などなど皆さんの好みが分かれるもの。今日は日本酒を嗜む方、そうでない方も思わず気になる品のある佇まいでありながら日本古来の伝統息づく錫製徳利『gekka』の紹介をします。

進化する伝統。既成概念を覆す酒器

「錫(=すず)」と聞くと、「男性的」もしくは「無骨」といったイメージをお持ちの方もいるかと思いますが、gekkaはすらりと優雅なフォルムをしており、既存の錫製酒器とは一線を画すプロダクトとなっています。

ちなみに、「錫器」の歴史はかなり古く、1,300年以上も前に遡ることをご存知でしたか? そんな伝統溢れる「錫器」を、国内外で50点以上のデザイン賞を受賞している株式会社ハーズ実験デザイン研究所『METAPHYS Div.』代表の村田智明氏がデザイン・プロデュースを手がけることで生まれたのが、gekkaです。「METAPHYS」というネーミングは「すべての存在の基本原理を追及する学問」を意味する「METAPHYSICS」に由来。その名の通り、本ブランドは「モノのあり方」「モノの創り方」「物の流れ」を本質へと導くことをコンセプトにしています。

そのポリシーに込められた思いをかたちにすべく、METAPHYSのデザインとそのパートナーであり昔ながらの手法で錫器を製造する『大阪錫器株式会社』の技術が合わさり、伝統と現代が調和した華麗な酒器が産声を上げました。

注がれる液体の温度により、錫自体もすぐに冷却・加熱される性質を有していることから、酒器は冷酒と熱燗用の2種類が展開。持ち手への気遣いが随所に施されています。

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    熱燗用の徳利はしなやかさに優れた籐(トウ)で手指が直に触れなくて良い仕掛けに。お猪口も二重構造で熱さを感じにくい設計。
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    徳利セット(冷酒用)は研磨剤の吹き付け加工により、マットな光沢仕上げ。持ち手が冷たくなりすぎないように工夫されています。
  • gekka_c_08-min
    上品なオーラがもたらす、ほどよい緊張感と美しい所作。

気品溢れる錫製徳利。プロダクトから滲み出る品の良さに思わず見とれてしまいます。

上品なオーラが持ち手自身の振舞いをも優雅にしてしまうgekkaで、鍋料理の一コマを彩るのはとても贅沢ですね。例えばじんわりと汗ばむ鍋物×冷酒で楽しむのもよし、暖かいお鍋×熱燗でホッコリと一息つくのもよし、と各々の嗜好にあった酒器で楽しんでみてはいかがでしょうか?

錫製徳利セット(熱燗用)

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METAPHYSのデザインにより、伝統に裏打ちされた大阪錫器が作る本錫の酒器がモダンな姿で新たに誕生。

徳利:φ59mm x H270mm
お猪口:φ50mm x H75mm

徳利容量:約230ml(一合使い)

お猪口容量:約60ml

材質:本錫

セット内容:錫製徳利(熱燗用)x1・錫製お猪口(熱燗用)x2・使用説明書・桐箱パッケージ

公式サイト:https://www.metaphys.jp/product/item/gekka-63030-63061/

(価格・ラインナップは2017年11月現在のものです。錫製徳利セット(冷酒用)も本公式サイトにて掲載中。)

¥43,000(税別)

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