最近、インダストリアル風の内装が流行しています。イメージするのはコンクリート打ちっぱなしの壁に、煉瓦やアイアンなどの素材でつくった無骨なインテリア。工場を思わせるその空間は、飾りっ気のなさが潔くてかっこよく感じられるのだと思います。そんな男前なテイストが好きな方に、おすすめなのがこちらです。
溶接工場がつくる、材質をカスタマイズできる家具たち
福井県坂井市で、金物加工業を営む『長田工業所』。ここはLINEのスタンプをつくったり、鉄の溶接テーマパーク『IRON PLANET』を開設したりと、独自の取り組みを行う面白い企業です。ちなみにこの施設でできる溶接体験は、坂井市のふるさと納税返礼品に選ばれています。
そんな同社と、東京都にあるデザイン会社『西村拓紀デザイン株式会社』がコラボして誕生したのが、家具ブランド『HADA』です。長年培ってきた職人の“肌感覚”をもとに、素材が本来持つ、豊かな肌触りを実感できる家具が製造されています。
同ブランドが販売しているのは、『HADA STOOL』と『HADA DESK』という2つの商品。各部位の材質をカスタマイズできるアイテムです。
スツールは、シート部が革・杉・杉ブラウン・笏谷石(しゃくだにいし)・大理石の5種類、フレーム部はクリア塗装鉄・黒塗装鉄・真鍮の3種類から選択が可能。ちなみに笏谷石というのは、その柔らかい青色から「越前青石」とも言われている福井県産の石材のことで、美しく、どこか気品のある佇まいが特長です。
幾何学的な形状は、重ねても整然とした姿になるようデザインされており、会議室やイベント会場などでも活躍しそうですね。
またデスクは、杉の天板に、スツールと同じ3種類の金属フレームで構成されています。机・椅子ともにシンプルな外観なので、さまざまなインテリアと相性が良さそう。
HADAは素材本来の良さを感じられるブランドです。材質を変えることによって随分と雰囲気が異なるので、部屋のイメージによってカスタマイズするのも楽しめそうですね。例えば「杉×黒塗装鉄」を選べば男っぽい印象、「大理石×真鍮」を選べば上品な雰囲気など。公式サイトでは色んな組み合わせを見ることができるので、好みのものを見つけてみてはいかがでしょうか。
HADA
福井県坂井市で、金物加工業を営んでいる会社『長田工業所』と、東京のデザイン会社『西村拓紀デザイン株式会社』がコラボして誕生したブランド。素材本来の美しさ、肌馴染みの良さを感じるインテリアです。
公式サイト:http://www.hadajapan.com/
(価格・ラインナップは2018年1月現在のものです)
¥108,000(税別)
¥201,000(税別)