“想い”は色に乗せて。【色彩雫―iroshizuku―】

平安時代の貴族は恋文をしたためるとき、紙の種類や色、それから季節の花を選び、想いを伝えていました。相手を思い浮かべながら言葉を手書きする、それだけでも現代に生きる私たちには、至極贅沢なことなのに、さらに紙や花まで添えるなんて、なんてロマンチックなんでしょう。現在の常識では、手紙に花が似合わないのなら、色で遊んで手紙をしたためてみませんか?

真白の平面に、想いを鮮やかに綴る。

「万年筆」で、文字を書いたことはありますか?
現代では、なかなかなじみが薄い筆記用具かもしれません。「何となく、高そう」、「インクの使い方が分からない」、「使いにくそうな感じがする」なんて声が……。しかし、そんな方にこそぜひ、手に取っていただきたいと思います。久しく忘れていた、文字を書くという行為に没頭すること間違いなし。ペン先から生まれる活字たちは、ボールペンでは表現できない独特の柔らかさや味わいがあり、自身の筆跡にうっとりしてしまうと思いますよ。

「霧雨」、「稲穂」、「紅葉」、「秋桜」、「夕焼け」……。そんな、美しい日本語がつけられた万年筆用のインク、『色彩雫(いろしずく)』。「日本の美しい情景」をモチーフに開発され、全24色を揃えています。

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    万年筆特有のにじみやインクの濃淡が、不思議な柔らかさを醸し出します。
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    自分のひっそりとした楽しみのためにインクを選ぶ贅沢もいいですね。

なかでもその特徴は、青の色味が豊富に用意されているところ。青空のような晴れやかなブルーの「天色」や、「露草」「朝顔」「紫陽花」と、馴染み深い季節の花もそれぞれ青の色調で表現されています。絶妙に異なる青から自分のお気に入りを選び、さりげない個性を主張する。季節や用途によって、色で遊ぶ。自分だけの小さな楽しみかもしれませんが、初めて文字を書いた時のような、確かな喜びやワクワクを感じると思います。

今週末は、大切な人への手紙でもしたためてみようかな。ダイヤルひとつで、声がきける時代だからこそ、あなたを想いながら、言葉を選んでみたいんだ。私の文字で、言葉で、さあどんな気持ちを伝えようか。大切に、色を選ぶ。この気持が届くように。

万年筆インキ iroshizuku

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日本には、美しい自然や景色が多く存在し、またそれ等にはとても美しい名があります。 iroshizuku-色彩雫(いろしずく)シリーズは、その美しい情景から創造された彩り豊かなインキです。 さらなる書く喜びと楽しみをあなたに。

容量:50ml
カラー:全24色展開【アサガオ(AS)・アジサイ(AJ)・ツユクサ(TS)・コンペキ(KO)・アマイロ(AMA)・ツキヨ(TY)・シンカイ(SNK)・クジャク(KJ)・シンリョク(SHR)・ショウロ(SY)・チクリン(CHK)・フユショウグン(FS)・キリサメ(KS)・タケスミ(TAK)・ヤマブドウ(YB)・ムラサキシキブ(MS)・ツツジ(TT)・モミジ(MO)・フユガキ(FG)・ユウヤケ(YU)・コスモス(KM)・イナホ(IH)・ツクシ(TK)・ヤマグリ(YG)】

公式サイト:http://www.pilot.co.jp/products/pen/fountain/ink/iroshizuku/
(価格・ラインナップは2017年11月現在のものです)

¥1,500(税別)

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