日々の暮らしに、家族の幸せに、色をつけて。【amycco.】
本サイトの人気コラム『BUNCHO SHOPPING CENTER ~文鳥ショッピングセンター~』を連載するamycco.さん。ともに暮らす文鳥ちゃん(←これが名前です!)とナイトキャップがトレードマークの旦那さん『あきぴょん』の2人と1羽がおくる生活を描いた四コマ漫画『文鳥ちゃん』は、2016年には書籍化されるなど、最近、急激に増えていると言われる文鳥フリークの中で、ちょっと崇められちゃうくらいの存在といってもいいでしょう。
特に何も起こらない。別段、昨日と変わらない。無意識の中で、それが続いていく……。そんな当たり前のような、でも奇跡のような、日常に転がる小さな幸せのかけらを丁寧に拾って紡ぎ出していく彼女の作品群は、見ているだけでも温かい気持ちにさせてくれます。
品種名ではありません。名前です!!
われわれ取材班が仕事場も兼ねたご自宅を訪れると、平日だったこともあり、旦那さんである『あきぴょん』はお仕事で外出中。その代わりに、これまでに描いてきた家族物語には登場することのなかった姿がありました。小さなベッドですやすやと眠る新メンバーは、2016年にこの世に生を受けたamycco.さんのお子さんです。
「この子が産まれたのは約2ヶ月前。『産めてよかった』っていう達成感でいっぱいになって、産んだあとは、もう産んだことを忘れてしまいそうなくらい、まだ“謎の存在”で実感がないんです」
話をしていると、とってもマイペースでおおらかな印象を受けるamycco.さん。まるで、彼女の描くイラストからドバドバと溢れ出る柔らかで優しい空気感を、そのまま人のカタチに成型したかのよう。
そしてお部屋の中央のカゴの中に鎮座するもう1人(1羽?)の家族を忘れてはいけません。真っ白な体と美しくグラデーションがかかったピンクのクチバシ、見慣れぬ訪問客をギュッと強い眼差しで見つめたり、またそっぽを向いたりしているかわいい小鳥が、文鳥ちゃんです。
けっして鳥の種類を指してそう呼んでいるわけではありません。この子の名前が「文鳥ちゃん」なのです。
「私は『わたあめちゃん』っていう名前をつけたかったんです。でもあきぴょんが『俺はぜったいに文鳥って呼ぶからな!』って……。
そうしているうちに、『文鳥』と呼びかけると返事をするようになっちゃいました」
嬉々とした表情で文鳥ちゃんのことを話すamycco.さんが、はじめて文鳥と一緒に暮らしたのは小学生の時。その魅力に取り憑かれた彼女は、大人になり、結婚を経て、あきぴょんとの相談の結果、文鳥ちゃんと一緒に暮らすことになったようです。
「小学校の時に飼っていた文鳥も、自由研究で絵に描いた記憶があります。文鳥はとにかく可愛いんです。見た目も可愛いし、手触りもふわふわで可愛いし、声も可愛い。
でも文鳥ちゃんは、私にはいつも怒ってるんです。というのも、彼女は私の夫であるあきぴょんのことが好きすぎて、私と2人でいる時は懐いてくるけど、あきぴょんがいる時は、私には冷たくなっちゃう。でも怒っているとこも可愛いんですけどね」
amycco.さんとあきぴょん、そして文鳥ちゃんの三角関係は、その後のamycco.さんの作品において、重要な鍵を握ることになります。
PHOTO by Genta Hisada
文鳥ちゃん
文鳥ちゃんは、羽のお手入れと恋に夢中な白文鳥の女の子。
人間の「あきぴょん&えみ夫妻」と一緒に楽しく暮らしています。
ところがある日、文鳥ちゃんはあきぴょんに恋をしてしまい……
あきぴょんをめぐる恋の三角関係の行方は……?
¥1,400円(税別)