紙は新しい発想で生まれ変わった【kamimitate】

突然ですが「紙」というと何を思い浮かべますか? 私は本やノート、手紙や紙コップなどなどいろいろなアイテムが思い浮かびました。やっぱり紙は生活に密接している素材ですよね。ですが、PCやスマホの存在で昔ほどアナログに情報を得たり、紙とペンで思いを伝えたりする機会が少なくなってきているのも事実。今回は、そんな「紙」を今までにはない新しいアイテムに変化させたプロダクト『kamimitate』をご紹介します。

紙の本来の軽くてしなやかな姿を表現する

kamimitateは紙のあり方を改めて見直し、新しいかたちに生まれ変わらせるプロジェクトです。文字を背負い知識をあたえるため道具ではなく、紙本来の軽くてしなやかな特徴を生かした美しい表現でまったく違ったプロダクトに変化させたもの。アート作品のような2点をご紹介します。

まず一つ目は『fade clock』。このアイテムは曖昧な記憶と同時に風化する美しい時間をテーマにした時計です。記憶は魅力的に感情を残し、思い出は部分的に忘れ去られ、静かに補完される……そんなあやふやさが表現された一品。なんだかコンセプトがとてもおしゃれですね。

特徴は表情のゆたかさです。文字盤は立体的に表現されていますが、沈み込んでいるようにも、浮き出ているようにも見える傾いたデザイン。この傾斜によって、光があたると美しく陰が現れます。窓からの日光や夜の室内の照明など、光の根源が変わると陰の落ちかたが変化し、1日を通して違った表情が楽しめるようになっているのです。紙だからこそ感じられる滑らかで柔らかい印象が素敵で、他のマテリアルでは感じられない面持ちがとても綺麗ですね。
また、紙特有の軽さもポイントで、本体重量が90g、電池を付けても110gとかけ時計としては大変軽い仕様。壁に釘穴をあける必要もなく、ピンなどで簡単に設置できるので、日本のライフスタイルにも適しています。
さらに、本体は紙でできていますがきちんと強度があり、少々の湿気には耐えられるという特性。撥水加工が施されており、水が玉になって弾くほどの効果を発揮されます。紙製品に対する不安や弱点も軽減してくれるクオリティです。

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    すっきりと背景に溶け込みます!
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    光の変化で変わる表情を体感してください。

次にご紹介する『snow tray』は、その名の通り、雪山をモデルにしたアクセサリートレイ。手のひらサイズの小さな世界が美しくかわいらしいアイテムで、贈りものにも最適です。また、アクセサリーのプレゼントの際には組み合わせてセットにしても素敵。盤面にメッセージを書いたり、箱の中を飾ったり、リボンを巻いたりして、オリジナルのラッピングをつくることができます。
箱を開けたときに、小さく美しい雪山とセットでプレゼントが入っていたら、かわいらしさに胸がキュンと打たれてしまいそうですね。

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    小さな雪山の世界にキュンとします。
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    アクセサリーを魅せるインテリアに!

今回は、新しい発想で造られた紙のプロダクトをご紹介しました。どちらのアイテムも美しく、素材の新しいあり方がこれから楽しみになるようなアイテムです。
文字盤がロマンチックな時計は、ぜひ部屋で時の変化を体感してみたいですし、アクセサリートレイは自分なりにアレンジをして贈り物に使ってみたいと思いました。

皆さんも、今までとは違った使い方で紙を生活に取り入れてみてはいかがですか?

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紙は文字を背負った知の道具ではない、紙本来の軽くてしなやかな特性を生かして生まれ変わったプロダクト。

公式サイト:http://kamimitate.com

(価格・ラインナップは2017年9月現在のものです)

¥5,800(税別)

¥2,600(税別)

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