【KEI/京指物シリーズ】台所に桐でできたもの、ありますか?

京都の伝統工芸のひとつに、「京指物(きょうさしもの)」があります。平安時代から伝わってきた、歴史的産物。それがなんと、キッチン雑貨に生まれ変わりました。米びつや鍋敷きといった古き良きアイテムから、お菓子やパン、バター、パスタを入れるケースまで!? 現代の生活文化に合わせて進化させた『KEI/京指物シリーズ』が、あなたの食卓をより良いものにしてくれるかもしれません。

いつまでも使いたくなる理由がある。

そもそも指物とは、釘やネジを使わず、木と木を組み合わせる伝統工芸品のことです。特に有名なのが、「江戸指物」と「京指物」。武家文化とともに栄えた江戸指物には、大工の個性や見た目の大胆さが垣間見えます。

一方で京指物は、貴族文化生まれの茶道文化育ち。高い品格と素朴な美しさが求められるようになり、シンプルながらも洗練された作品が現代へと受け継がれています。

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    高貴な雰囲気を醸し出す、京指物たち。

今回のプロダクトに使われているのは、桐材です。タンスによく使われる素材であり、国内では一番、世界で二番目に軽い材料といわれています。また、他の木材と比べて小さな空気層があるため、熱から守ってくれるのが魅力です。火災があっても桐製品は燃えず、昔は金庫の素材としても活躍していたそうですよ。

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    湿気や乾燥を防いでくれる「米びつ」。防虫効果もあり!
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    炊けたごはんの味や香りで、違いを実感してください。
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    最適な鮮度を保てる「調味料入れ」。
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    汚れが中まで染み込まないから、直接入れてもOKです。

「タンスの習慣がなくなりつつある現代において、新しい嫁入道具をテーマにプロジェクトは始まりました」。そのように想いを綴るのは、本ブランドを手がける『UMENODESIGN』の梅野聡さんです。かつての日本では、女の子が誕生すると桐を庭に植えていました。その子が結婚して親元を離れるときに、すくすく育った桐をタンスに変えてもらって嫁ぐ習慣があったそうです。

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    カビの発生しにくい「包丁立て」。
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    土台が取り外せて、お掃除もラクラク。

ケヤキやヒノキを使うことも多い京指物ですが、どのキッチン雑貨にも桐材を取り入れているのには理由があります。それは食材の鮮度を保つためだったり、調理器具をより清潔に扱うためだったり。でも何よりも、「いつまでも使い続けてほしい」というメッセージが込められているのかもしれません。子や孫の世代まで受け継がれる、そんなキッチン雑貨はいかがでしょうか。

KEI 京指物シリーズ

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京都の伝統工芸「京指物」を、現代の生活文化に合わせて進化させた『KEI 京指物シリーズ』。職人による手作業で、一つひとつ丁寧に仕上げています。

・KEI 米びつ(3kg)1合升付
サイズ:W170×D255×H180mm
重さ:755g
素材:桐(ウレタン塗装)、真鍮(金メッキ)
※6kg、12kgタイプもあり。

・KEI 調味料入れ
サイズ:W290×D120×H150mm
重さ:729g
素材:桐(ウレタン塗装)、真鍮(金メッキ)

・KEI 包丁立て
サイズ:W60×D150×H250mm
重さ:250g
素材:桐/ウォールナット(ウレタン塗装)、真鍮(金メッキ)

他多数。

公式サイト:http://www.kei-kyosashimono.jp/home.html

(価格・ラインナップは2018年9月現在のものです)

¥11,000(税別)

¥13,000(税別)

¥6,500(税別)

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