日常に、音と光で新たな体験を。【SONY / グラスサウンドスピーカー】
SONYが提案するコンセプト「Life Space UX」。「空間を変えることで暮らしに新しい体験をつくりだす」をテーマにつくられる多様な製品たちは、発売のたびに注目を集めてきました。どの製品にも、培ってきた技術とノウハウが詰め込まれているのはもちろん、好奇心を刺激しつづける企業としてのチャレンジが感じられるのがポイント。今回ご紹介する『グラスサウンドスピーカー LSPX-S1』はその挑戦が、新しい体験につながっていました。
未開拓のフィールドに、ソニーのこだわりを。
ソニーというと、音響機器やテレビ、カメラなどの製造が主力。いわゆる黒物家電ですね。グラスサンドスピーカーも例に漏れず、その名の通りスピーカーです。しかし、長年培ってきた音響技術とデザイン性だけではなく、“光”の要素を盛り込んでいるのが、今までとは違ったところ。確かな技術とゼロからスタートした照明の技術。それが合わさって生まれたこのプロダクトは、いったいどんな体験を私たちに与えてくれるのでしょうか。
まずはスピーカーとしての本質である音について。多くのスピーカーは「コーン」と呼ばれる部分を振動させて音を出すのに対して、この製品は有機ガラス菅の底の端面を加振器で叩くことで円筒全体に振動を加えて音を奏でています。この独自技術によって、より生の音に近い音色になっているのが特徴。特に打楽器やボーカルの音はガラスの中で実際に演奏がされているかのような再現性が実現されています。
次に光にも大きく関わってくる、デザインに注目してみましょう。スピーカーというのは、ほんの少しの形状の差や材質の違いで、再生される音が大きく変わってしまいます。こだわり抜いた音とデザイン、どちらも妥協を許さずに、たどり着いたのがこの形でした。デザイナーと音響技術者が意見を交わし、お互いのプライドをぶつけ合って誕生したのです。
例えば、その素材。音質を徹底的に追求し、一つひとつ無垢のアルミ素材から削り出して、つなぎ目の部分をなくすことで、音のクリア感を獲得しています。そして、デザインとしてのポイントはその色味。シルバーのアルミを使うのではなく、温かみのあるLEDの色味に合わせて、ペールゴールドを採用しています。さらに、LED自体にも並々ならぬこだわりがありました。これまでソニーには照明の製品がなかったため、イメージに合う灯りを世界中から探したそうです。また同時に、消え方ひとつにもアイデアが凝縮されています。パッと消えてしまうのではなく、ふわりと優しく、緩やかに消えていく。これらはすべて「無意識になんだか心地良い」とユーザーが感じられるものを目指した結果でした。
お部屋のどこからでも360度クリアな音質が楽しめて、内臓のバッテリーのおかげで、どんな場所にも持ち歩ける。食卓に置いておけば、いつもの食事がもっと素敵な時間になるでしょう。またひとりでゆっくり過ごしたい時には淡い光と優しい音楽が、自分だけの世界をつくりだしてくれます。自然と人の生活に溶け込める、インテリアとしてのスピーカー。きっとあなたの日常にも、新しい体験を音楽とともに届けてくれるかもしれませんよ。
グラスサウンドスピーカー LSPX-S1
最大外形寸法(外形×高さ):約Φ82mm×303mm
質量:約920g(充電池を含む)
付属品:ACアダプター / 電源コード / クリーニングクロス
公式サイト:http://www.sony.jp/active-speaker/products/LSPX-S1/
(価格・ラインナップは2017年7月現在のものです)
¥73,880(税別)