【steteco.com】世界に発信したい、日本の快適ウェア。

明治時代から着物や袴の下に履くものとして誕生したステテコ。洋装中心の生活が一般的になってからも、湯上り着やズボンの下に着用するものとして、日本人の日常に溶け込んでいました。
そんな日本の伝統とも言えるステテコ文化を世界へ広めるべく、研究活動を続けているのが『steteco.com』です。

伝統を守りつつも、イマドキなステテコ。

そもそもステテコは、武士が袴の下に着用していたモモヒキが変形したもの。西洋のファッションが一般化し始めた明治時代に、ズボンの普及にともない、その下にはくようになった半モモヒキが、ステテコの原点だと言われています。

さらに時代が進み、昭和30年代になると、肌着のステテコが大流行。エアコンのない時代、ゆったりとしていて肌に密着せず、涼しい着心地のステテコは夏のお父さんの定番スタイルとなりました。

そしてエアコンが普及し出した平成の現代。「ステテコは格好悪くて時代遅れ」という風潮が広まり、その愛用者が減少していきました。そんなマイナスイメージを払拭するために、2008年に発足した研究所こそが、steteco.comなのです。

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    高温多湿な気候に適した素材の綿クレープ。「シボ」と呼ばれる布面の凹凸が、清涼感のある着心地を生み出しています。

研究本部では設立以来つづけているのが、ステテコに対するイメージ調査と、購入者の声といった調査活動。「夏にはくもの」か「冬にはくものか」や、「ステテコをはいたことがあるか」といった内容から、機能性に関する認識度調査などを行い、新たな商品づくりに活かしています。

steteco.comでは、メイドインジャパンや天然素材にこだわったオリジナルラインの商品と、気鋭のアーティストと共に製作されたコラボレーション商品を展開しています。それぞれのアーティストの感性が活かされたポップなステテコは、これまでのイメージとはかけ離れたオシャレなものばかり。リラクシングウェアの新しいカタチを作り上げています。

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    昭和のお父さんの部屋着が、スタイリッシュでカジュアルな装いに。

同ブランドでは、日本ならではの丁寧なものづくりによって、ステテコ本来の心地よさと伝統を守った商品づくりが心がけられています。

生地に使われているのは、日本の伝統素材である『綿ちぢみ(綿クレープ)』。糸から生地を織り上げる作業は、滋賀県高島市に点在する工場にて工種別に行われ、熟練の職人たちにより厳しく管理されています。

製織された生地は、高島市内の晒(さらし)工場へ行き、シボが作られます。その後、京都に運ばれ、スクリーンの型捺染機で色柄付けが行われますが、凹凸のあるちぢみ生地には高い技術力が必要。世界的にも高い技術力を誇る職人たちによって、柔らかさと清涼感のある肌触りを併せ持つ、オリジナルのテキスタイルが出来上がるのです。

色柄の付いた生地は最後に、大分県国東半島の自社工場へ運ばれ、裁断と縫製が行われます。縫い上がった製品を一枚一枚アイロンがけしてパッケージへ入れてゆき、steteco.comの商品が完成します。

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    生産性を追い求めるのではなく、着心地と品位をもっとも大切にし、作り手全員が心を込めて製作しています。

steteco.comの目標は、メイドインジャパンのステテコを輸出し、世界中の人々へ日本の快適ウェアを広めること! 「日本初、肌で感じるくつろぎを世界に向けて発信するステテコ研究所」が、現在目指す姿なのだそう。

自宅で着るおしゃれな部屋着として、またはリラックスしたお出かけ着として。日本の伝統が活きたステテコライフを、あなたもはじめてみませんか?

ステテコ(富士さん)

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日本の気候に適した日本産の「綿クレープ」を使用。通気性・速乾性に優れた天然の風合いで、体の動きに程よくフィットする快適な着用感です。ズボン下としては年間を通して、夏の蒸し暑い季節には、リラクシングウエアやナイトウエアとしてご活用ください。

・ステテコ(富士さん)

丈: レギュラー(ひざ下丈)

仕様:フロントヒヨク開き・後ろポケット付き

素材:綿100%(プリントクレープ)

生産国:Made in Japan

公式サイト:http://www.steteco.com/
(価格・ラインナップは2018年12月現在のものです)

¥3,456(税込)

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