21世紀になってしばらく経った現在でも、空飛ぶ車もネコ型ロボットもまだまだ誕生には時間がかかりそう。しかし、もっと身近で、生活に密着した技術はどんどん進化しているのをご存知でしょうか? ほんの数年前であれば、夢のようだった性能を持ったモノたちが暮らしに変化をもたらしています。今回は、その最先端技術がつまった近未来的なお部屋のご紹介です。
毎日の些細な作業から、大きな安心まで。
近年、よく耳にするようになった『IoT』という言葉。「たしかによく聞くけど、結局どういうこと?」という人も多いのではないでしょうか。これは、“Internet of Things”の略で、“モノのインターネット”と表現されることが多い用語。従来、インターネットに接続されていたのは、パソコンやプリンタ、サーバーなどでした。IoTはそれら以外のあらゆるモノをつなぐことを意味しています。つまり、インターネットに接続された手元の端末で、離れたところにあるモノの状態を知る、または操作を可能にするということです。
そんなIoTを活用した部屋づくりを手がけたのが、『インベスターズクラウド』のリノベーションサービス『スマリノ』。ライフスタイルに合わせたリノベーションの提案とともに、さまざまなIoTデバイスやサービスを組み合わせた、住まいの構築をサポートしています。ひと言でいうと、リアルとITをつなぐプロフェッショナル集団ですね。そして彼らが2017年5月にオープンしたのが、暮らしに取り入れられた最先端のIoT技術を体験できる『IoT体験型モデルルーム』。日常のモノたちがつながることで生活はどれほど変化するのでしょうか? 導入されている6つのデバイスの紹介とともにイメージを膨らましてみてください。
まずは、住まいを選ぶうえで、かなりの優先度を誇るであろうセキュリティ系の3つから。
1つ目は窓に取り付けたセンサーで不在時の窓の開閉を検知し、通知してくれる『セキュリティセンサー』です。次に『顔認識スマートホームカメラ』。これは登録した人の顔と名前を結びつけて、見知らぬ顔を検出するとお知らせしてくれます。最後は、外出中や眠りにつく直前の不安を解消してくれるIoTデバイス『スマートキー』です。スマートフォンと連動して鍵の開け閉めが可能になり、いつでもどこでも「鍵かけたっけ?」というチェックができるようになります。さらに荷物で手がふさがっている時も、カバンから鍵を探す手間をはぶけるのも嬉しいポイント。
そして生活のちょっとした煩わしさをIoTで効率的にしてくれるのが次の3つです。
はじめに、家電の数によって増えつづけるリモコンをスマホやタブレットに集約し、コントロールが可能な『高性能学習リモコン』。テレビやエアコン、照明機器などがひとつの端末で操作できるようになり、家の中はもちろん外出先でも操作が可能になる夢のようなリモコンができあがります。次に、アプリに設定した時刻に自動でカーテンを開閉してくれる『カーテン自動開閉機器』は、毎日のルーティーンをつくりだし、規則正しい生活を送るきっかけになってくれるかもしれません。最後に登場するのは、いかにも近未来的なインテリア『デジタルウインドウ』です。これは大きいフォトフレームのようなディスプレイにフレームをつけたもので、画面にはカレンダーや時計、さらにはその日の天気まで表示してくれます。ウインドウというくらいですから、しっかりと屋外の映像も流してくれますよ。壁にかけて、好きなところにデジタルな窓をつくるのもいいですし、普段は外の景色が見えることのないスペースに置いて、非日常な風景を楽しんでも面白いかもしれませんね。
最先端技術を取り入れられた空間は、部屋としての利便性の向上と安心・安全の暮らしが手に入れられそうです。考えてみると生活には、当たり前だと思っている行動や、無意識やっているルーティーンの作業が意外と多いのかもしれません。そうしたちょっとした時間を効率化できれば、もっと自分の時間をつくることにつながります。どこか自分とは接点がないように感じていたIoTも、体験してみれば身近に感じられるはずです。
このモデルルームの内見は7月の末までとのことなので、興味がある人は急いで申し込みを!
スマリノIoT体験型モデルルーム
<物件概要>
住所:東京都目黒上目黒
構造:鉄筋コンクリート造陸屋根10階建
間取り:1LDK
広さ:53.46㎡
公式サイト:https://www.sma-reno.jp/