未来のデバイスが大集結! 最先端の技術にひたる宿。【&AND HOSTEL】
旅をよりよい思い出にするには、宿も重要なコンテンツですよね。たとえば、今までは温泉や食事などを選ぶ条件にあげていたかもしれません。しかし今回ご紹介するのは、宿泊業界に独自の路線を切り開いたホステル。そこには、いつか当たり前になるかもしれない未来の光景が広がっていました。
ユーザーとメーカーをつないで、IoTを加速。
あらゆるモノをITでつなぐ“IoT”の技術をフル活用したホステル。それが福岡、東京・浅草北、そして2017年5月に東京・上野にオープンした『&AND HOSTEL』です。近年、私たちの暮らしの中にも少しずつ取り入れられはじめた最先端技術。それを宿泊というある程度の期間を通して体験できる施設として、国内外から注目を集めています。
IoTに興味があっても「購入するにはまだ早い」「ショールームだけでは物足りない」と感じている人が、実際に滞在の中でさまざまなIoT体験をすることができるのが最大の特徴です。
さらに『&AND HOSTEL』は独自で開発した専用アプリ『&IoT Platform』を宿泊者に提供し、各デバイスの一元管理を実現しています。メーカーも用途も異なるアイテムたちを1つのアプリで操作ができる。これぞまさに“IoTの真のカタチ”です。
なぜ、いちホステルがそこまで徹底することができたのでしょうか。そこには『&AND HOSTEL』がつくりだした企業側への3つの価値がありました。ひとつは「日本のIoT技術を世界へ発信するプレゼンテーションの場」になっていること。つぎに「IoTデバイスの技術開発 / 実証実験の場」になっていること。最後に「IoTプラットフォーム構築の研究 / 改善の場」になっていること。
要するに、PRもかねて最新のデバイスを実際に使ってもらい、その使用感のフィードバックを得られ、かつ、それを活用するために最適な環境を探ることができるようになっているのです。
さて、そろそろどんな製品が試せるのか気になってきますよね? 今回は『&AND HOSTEL』のテーマのひとつでもある「観光」に関連する2アイテムをピックアップします。
まずは『Blincam』というウェアラブルカメラ。「どれがカメラ?」と思いませんか? 実はこれ、メガネに装着して使用するカメラなんです。しかもシャッターはウィンク。旅の途中で不意に出会った素晴らしい景色も何気ない瞬間も、まばたきで記録することができます。目に見えている光景をそのまま切り取る、まさに未来のデバイスですよね!
そしてもうひとつ。書かれた内容がそのままアプリに反映される不思議なペン『Neo smartpen N2』もオススメです。宿泊者がこのペンで書き溜めたスポット帳が丸々スマホで持ち出すことができちゃいます。
さらに『&AND HOSTEL UENO』では『Amazon Launchpad ストア』 で販売中の商品を展示したショールームを展開。ここでは販売中の最先端デバイスに触れることができるとのこと。ひと昔前だったら魔法のようなアイテムに心が踊ること間違いなしです!
チェックインやアウト、自室への出入り、部屋での電化製品の操作はもちろんのこと、観光までもつなぐ。こうしてみると、夢の世界に思えていた21世紀の近未来的な姿は、意外とそこまできているのかもしれません。『&AND HOSTEL』が増えれば増えるほど、進化は加速していきます。今後、どんなIoTデバイスが登場するのか、期待が膨らむばかりです。
&AND HOSTEL
・&AND HOSTEL FUKUOKA
福岡県福岡市博多区上川端町10−5
地下鉄空港線・箱崎線「中洲川端」駅徒歩2分
・&AND HOSTEL ASAKUSA NORTH
東京都台東区日本堤2-4-7
東京メトロ日比谷線「南千住」駅徒歩6分、「三ノ輪駅」徒歩8分
・&AND HOSTEL UENO
東京都台東区東上野6-8-7
JR山手線「上野」駅から徒歩7分、東京メトロ銀座線「稲荷町」駅から徒歩3分
公式サイト:https://andhostel.jp/