アナログとデジタルを見事に融合させたミュージックプレーヤー。【Superior LP】

2003年にアメリカで創業した『ION AUDIO(アイオン・オーディオ)』は、今では一般的となったUSB接続機能搭載のターンテーブルを、初めて開発したオーディオメーカー。発売から数年が経過しているにもかかわらず、現在でも人気の『Max LP』や『Archive LP』といった、USB端子装備のレコードプレーヤーを生み出してきました。今回はさらにパワーアップしたプレーヤーをご紹介します。

一見レトロなプレーヤーは、驚くほど多機能。

みなさんが最後にCDを買ったのは、いつですか? 覚えていないくらい何年もむかし、という方もいるのではないでしょうか。
私自身、CDプレーヤーを使っていた頃は、店頭に足を運んで店員さんのオススメを聞いたり、ちょっと冒険して「ジャケ買い」をしてみたり……。音楽を手に入れる過程には、今とは異なる楽しみがあったように思います。
また、CD登場以前に一般的だったのは、レコードプレーヤーです。ターンテーブルの上で回転するレコードを眺めながら、音楽に耳を傾けたり、針が飛ばないよう抜き足差し足で歩いたり、針の落とし過ぎで盤がすり減り再生不能になったりと、手間がかかることもしばしばでした。しかし、音楽がかつて目に見えるかたちだった頃、それを「手に取る」「聴く」という行為は、煩わしさがあった反面、特別な瞬間でもあったのではないでしょうか。
そんな古き良き時代の懐かしさを感じさせる、『Superior LP』。木製の四角いボディの本機は、アナログのぬくもりと、デジタルの利便性の両方をあわせ持った、万能なミュージックプレーヤーです。

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    回転するレコードの様子は、どこか心落ち着くものがありますね。

その特徴は、レコードやカセットテープ、CDの再生ができるだけでなく、ラジオのチューナーまでも搭載していること。また、USB接続をすれば、再生中の音源をMP3に変換・記録することができます。さらに、Bluetoothや外部接続にも対応しているので、スマートフォンやタブレットなどのデバイスと接続して、スピーカーとして使用することも可能です。
アナログ音源をデジタルに変換して楽しめるため、アナログ初心者の方にとっては、『Superior LP』はレコードデビューにぴったりなアイテムではないでしょうか。あるいは、棚の奥にレコードやカセットテープをしまいこんでいる方は、このプレーヤーで懐かしい思い出を引っ張り出す、というのもいいかもしれませんね。

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    ダイヤルとボタンで、様々な機能を選択できます。
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    音源をMP3に変換すれば、データとしてもしっかり保管できますよね。

音楽のメディアは、100年ほどの間に、目まぐるしい変化を遂げてきました。アナログにもデジタルにも対応している『Superior LP』は、まさに音響機器の歴史を凝縮した、万能のプレーヤーです。レトロなボディを眺めながら、盤から流れるあたたかく豊かなサウンドに耳を傾けて、ノスタルジックな気分に浸る……なんていう、時間の過ごし方もいいかも?

Superior LP

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昭和時代のステレオを彷彿させるレトロ調ボディに最新機能を搭載。これ1台でさまざまな音楽再生が楽しめる。

サイズ:W47×H24.3×D38.1cm
重量:約8.6kg

公式サイト:

http://ionaudio.jp/superior-lp/

(価格・ラインナップは2017年10月現在のものです)

¥19,800(税込)

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