最近の高性能炊飯器で炊いたごはんのおいしさに驚いたこと、ありませんか? でも、上手に炊く方法は、何もハイスペック家電に頼るだけではありません。『ごはんの鍋』を使うと、匂いや温度を感じながら、味わい深いごはんを我が家でも楽しむことができるのです。
できることは、おいしいごはんを炊くこと。
この鍋は、その名の通り、ごはんを炊くためだけの土鍋。そのたったひとつの目的を果たすための工夫が、ぎっしりと施されています。
まず、通常の土鍋の蓋には必ずと言っていいほどある、吹きこぼれを防ぐための蒸気を逃す穴がありません。そのため、蒸気がもれることなく循環し、ふっくらもっちりとしたごはんに炊き上げることができます。もちろん、吹きこぼれにくい構造になっているので安心です。
また、1合用、2合用、3合用と、サイズも揃っているので、自分にぴったりなサイズを選べるのもうれしいポイントです。
何度も重ねた試作研究では、おいしく炊けるのは、ジャストサイズがいちばんという結果が出たそう。例えば、ごはんを1合炊きたい場合、3合用で炊くこともできますが、1合用で炊いたものがもっともおいしいということ。炊飯器を購入するときには、ちょっと大きめを選ぶことが多いですが、この鍋の場合、普段炊くごはんの量で決めるのがおすすめです。
最近では、炊飯専用の鍋が多く出揃っていて、どれを選べばいいか悩んでしまうこともありますよね。
多くのラインナップの中でも、この鍋が優れているのは、おひつ代わりに使えるだけでなく、そのまま電子レンジで温められるということ! さらに、調湿効果もあるので、長時間入れたままにしていても、水分が増えてべたべたになってしまった、なんてこともありません。
また、コンパクトなサイズなので、そのままポンッと冷蔵庫に入れても邪魔にならず、使い勝手も抜群。夜に炊いたごはんも、電子レンジでチンすれば、朝にはまたおいしく食べられます。
それでも、鍋でごはんを炊くなんて、忙しい毎日の中で時間がない、とお考えかもしれません。しかし、炊飯器と変わらない時間で炊けるか、場合によっては、さらに早く炊けることも! コツさえつかめば、慌ただしい朝でも、簡単に炊くことができます。
これは、萬古焼の産地である三重県三重郡菰野町を拠点とする『有限会社 山口陶器』が展開する『かもしか道具店』が作り出したプロダクトです。土鍋の国内シェアを7〜8割を占める萬古焼は、耐久性、耐熱性に優れているため、ごはんを炊く鍋としてもぴったり。
かもしか道具店では、「たのしく、しっかりとした生活文化」を伝える道具を作り、食卓を通じた幸せを届けることを使命としています。時短と引き換えに、少なくなりつつある「道具を使って調理する文化」を忘れてほしくないという思いが、この逸品にも込められているのです。
土鍋で炊いたご飯がおいしいのは知っているけれど……と躊躇している方にぜひおすすめしたい、ごはんの鍋。思っているよりもずっと手軽で簡単に、極上の銀シャリが炊けますよ。
食卓の真ん中に、いつもおいしいごはんがある幸福感。きっと毎日の食事を、少しだけウキウキとしたものに変えてくれるに違いありません。
ごはんの鍋
ころんとしたコンパクトな形がかわいく、使い勝手のよい、炊飯専用の土鍋。色は白と黒の2種類。
1合:幅17cm×高さ9cm 直径14cm
2合:幅19cm×高さ11cm 直径17cm
3合:幅22.5cm×高さ13cm 直径19cm
公式サイト:http://www.kamoshika-douguten.jp/
(価格・ラインナップは2018年3月現在のものです)
¥2,800(税別)
¥4,800(税別)
¥6,800(税別)