1998年に富士フイルムから発売されたインスタントカメラ『instax』は、通称『チェキ』という名で知られています。販売当時は、日本の、特に女子高校生の間で大変な流行となった時代を覚えている方も多いんじゃないでしょうか? 時は流れ、今や世界中で人気のカメラとなっています。
チェキ初のデジタル機能搭載。画像加工ができるインスタントカメラ。
チェキといえば、撮影してすぐに現像できるカメラ。初めて登場した当時から、カメラ屋さんに現像をしに行く手間がいらず、便利と評判でした。
インスタグラムなどSNSで写真をアップすることが一般的になった現在では、撮影後に彩度を変えたり、明るさを変えたり、写真にさまざま加工を施すことを楽しむ習慣が広がっています。そんななか、最近富士フイルムから販売されたのが『instax SQUARE SQ10』。チェキで初めて、デジタル技術を搭載したインスタントカメラです。
instax SQUARE SQ10ではデジタル機能を搭載しており、画像をさまざまに加工することができます。10種類のフィルターをもち、19段階で光量を調整、また「ビネット」という画像四隅の明るさを19段階で変えることが可能。撮った写真をいろいろ加工してみてベストな状態で保存し、気に入った写真だけをその場で現像することができます。
撮影した写真の特長は、正方形で現像されること。正方形の写真は、芸術的表現に効果的とされる形です。「写真の新しい楽しみかた」を世界に伝え続けようとしている富士フイルム。フォーマットをあえて正方形に選んだところにも、この新しいチェキに力をいれている様子が伝わってくる気がします。
またinstax SQUARE SQ10では写真画質も大きく向上しています。オートフォーカス、人物検出ができ、夜間での暗い場所での撮影も可能。撮影のほとんど失敗しないカメラといってよいのではないでしょうか。
チェキが初めて発売された時代ではなかなか撮るのが難しかった暗い場所での撮影。この新しいinstax SQUARE SQ10で、インスタントカメラの新たな楽しみ方が増えそうですね。
また、デジタルなのでmicroSDに撮影したデータを残すことも可能。さらに別のカメラで撮影した画像を、SDに取り込んでinstax SQUARE SQ10で現像することもできます。過去撮影したお気に入りの写真を、改めて現像してみてもよさそうですね。
デジタル機能付きの、画像の加工ができるインスタントカメラ。写真との新しい付き合い方を提供してくれそうな予感がします。
出典元:Cheki Press(http://instax.jp/cheki-press/)
instax SQUARE SQ10
富士フイルム初の、デジタル機能付きインスタントカメラ。
公式サイト:http://instax.jp/square/
(価格・ラインナップは2017年9月現在のものです)
本体外形寸法119mm×47mm×127mm(W×D×H)
重量約450g(フィルムパック、バッテリーを含む)
記録メディア:内蔵メモリー、microSD/microSDHCメモリーカード
記録枚数内蔵メモリー:約50枚
microSD/microSDHCメモリーカード:1GBあたり約1000枚
使用フィルム富士フイルム :インスタントフィルム instax SQUARE( 別売)
プリント可能枚数約160枚(フル充電から)
* 注意:使用条件により、プリント枚数は異なります。充電時間約3~4時間(0.5A USBポート使用時)
¥31,860(税込)