アナログだから、何気ない１枚が思い出になる。【Lomo’Instant Automat】

西村勇祐

2017.08.16

別段カメラに興味がないという人でも、当たり前のように写真を撮るようになった現代。レストランでも、信号を待っている数分の間でも、もちろん旅行やイベントの時も、スマホを取り出してパシャり、そんな光景があちらこちらでも見られますよね。ただ、それだけ身近な写真なら、ほんの少しだけ、こだわってみるのはどうでしょうか？　きっと画面にはない、大切さや愛しさが生まれるはずですよ。

若きカメラメーカーがつくる、写真の無限の可能性。

2014年、インスタントカメラ業界に突如として現れた新星『Lomography（＝ロモグラフィー）』。クリエイティブで実験的、ビビットでユニーク、そういった常識にとらわれない写真への情熱が詰め込まれたカメラは、いまや世界中に愛用者が広がっています。そんな彼らがつくる３台目のインスタントカメラ『Lomo’Instant Automat』。アナログ写真にかける愛をさらに幅広く表現するべく、技術を結集させ、試行錯誤を繰り返して生まれた逸品です。

思い描いた撮影を直感的、瞬間的に、ミスなく誰にでも可能という点が、このカメラの人気の理由。シャッタースピードと絞り、そしてフラッシュのON / OFFの設定など、被写体や環境にあわせた難しい設定は、すべて自動で調整してくれます。また、ピント調整も３パターンからレンズをクルッと回して合わせるだけ。もう太陽の下で写真が真っ白になることも、夜の撮影で何も写っていない写真を残すこともありません。さっと覗き込んで、「パシャ……ジー……」と、ワクワクな時間を経て浮かび上がる写真は、あなた史上最高のカットのひとつになるはずですよ。

そしてこのカメラの大きなポイントであり、ロモグラフィーらしさともいえるのが、豊富な機能とアクセサリーによるカスタマイズ性の高さ。たとえば、３種のアタッチメントレンズをつかえば、自分でも想像しなかったアートなものから、よりイメージに近いものまで撮影が可能になります。

シャッターリモコン機能付きのレンズキャップで集合写真やセルフィーが思いのままに、さらに同じフィルムに２枚以上の像を重ねる多重露光、シャッターを最大30秒間ひらき続けて光を取り込める長時間露光も搭載。一つひとつの機能が、無限の可能性を秘めているので、まだ誰も見たことがないような１枚を自分で探してみましょう。

いつもの日常がドラマチックに見えてきます。
多重露光なら、こんなファンタジーな写真も。
アタッチメントレンズを購入すれば、表現の幅のグッと広がりますね。
まるで映画のワンシーン。
同じ瞬間は２度とありません。思い切ってシャッターを切りましょう。
照れるけど、たまには集合写真もいいかもしれません。

持ってるだけでテンションが上がるレッドブラウンの『South Beach』。
シックに、シンプルに、かっこよく決めたいあなたにはブラックの『Playa Jardin』。
上品な見た目で、使う人を選ばないデザインのホワイト『Bora Bora』。

これだけ頼もしい機能性と表現力を兼ね備えながら、コンパクトな手の平サイズ。ちょっとコンビニに行くだけのいつもの通り道も、友人との賑やかなイベントも、恋人とのゆったりとしたひと時も、家族と過ごす幸せな時間も、どんなシーンでもこのカメラひとつで、思い出をその場で形にすることができます。
そして、アナログ独特のアーティスティックで温かみのある写真は、すぐに周りの人に共有したくなるはず。もちろんネットに繋いでSNSにアップ、なんてことは必要ありません。「ちょっとみてー！　こんな写真撮れたよ!!」そんなシェアの仕方までアナログ。今ここにいる人たちだけ、その共有感はけっしてブラウザを介しては味わえない、フィルムならではの瞬間かもしれませんね。

インスタントカメラに初挑戦、カメラは何十年もやっている、そのどちらの人でも、写真を撮ることが好きなれるLomo’Instant Automatで、この夏から“ロモグラファー”デビューしてみませんか？