【Pos】お金を貯めながら、この物語を見届けたい。

障子を人差し指で突くように、「ぽすっ」と開ける貯金箱。木と紙でできた『Pos』では、お金以外に“あるもの”が貯まります。貯まれば貯まるほど、幸せになれる人がどんどん現れるかもしれません。ちょっと不思議なアイテムの製作ストーリーを覗いてみませんか?

ゼロから生まれる、新しいかたち

Posをつくるのは、障がいを抱える職人たち。宮城県仙台市の就労継続支援事業所『一寿園』にて、丁寧かつ高品質なものづくりをしています。ただ残念なことに、こういった事業所の全国平均賃金は月額約15,000円。日本には約740万人の障がいのある方たちがいますが、一人ひとりのスキルに見合った金額とは言い難いのが現状です。

すべての人は平等であるという考えに反して、ハンディキャップがある方への働く環境は、まだまだ整備されていません。素晴らしい個性があるのに、その能力を発揮できずに苦しんでいる人がいます。この状況を改善しようと社会貢献活動に励んでいるのが、本製品を考案したブランド『equalto(イクォルト)』なのです。

  • 94753564_o2
    貯金を通じて、お金の大切さを改めたい。
  • 94753564_o4
    貼り合わせるためには、繊細な集中力と技術が必要です。
  • 94753564_o1
    貯金箱から出てくるお金のように、さまざまな人たちが世の中へ飛び出すためには?

たとえ障がいがあっても、経済的に自立できる時代へ。同ブランドは、障がい者のものづくりをデザインの力でサポートすることで、新たな可能性を生み出そうとしています。また、Posをはじめとする製品の利益は、作り手である職人に還元される仕組みです。社会的自立も目指す障がい者にとって、自分のスキルが世の中に必要であると分かれば、大きな自信へと変わるのではないでしょうか。

  • Pos_RD_3002
    製品の重さは、たまご約2個分。
  • 94753564_o8
    貼り直し用紙が1枚入っており、紙を貼り直せば再び貯金できます。

equaltoのクリエイティブな発想と、障がいをもつ職人たちによる細やかな手仕事。この2つが混ざり合うことで、わたしたちの暮らしに便利で価値のあるものが誕生します。今回のアイテムからも、ありそうでなかった新しいかたちが見えてきませんか?

多くの人々からの“共感”が貯まっていけば、やがて障がいのある方たちの経済的な自立につながります。「いいね」でつながり合える現代だからこそ、Posが世界中で愛される貯金箱になる未来はそう遠くないかもしれません。

Pos

Pos_PK_3002

軽くてやわらかい赤松集成材を用いた、木と紙の貯金箱。500円玉貯金の場合、約15万円貯まります。

・Pos
素材:赤松集成材、紙(貼り直し用1枚入り)
タイプ:ナチュラル、ホワイト
サイズ:幅100mm×奥行き70mm×厚み100mm
製品重量:約122g

公式サイト:https://www.equalto.or.jp/product/pos/

(価格・ラインナップは2018年8月現在のものです)

¥1,800(税別)

関連するアイテムはこちら関連アイテム