中国地方随一の歓楽街、広島「薬研堀」。お好み焼き屋や居酒屋のネオンがひしめく一角に、全国の「音好き」から熱い注目を集めるスポットがあります。その名は「音楽食堂ondo」。1959年創業の老舗銭湯「音戸温泉」の地下1階に位置するという、ロケーションもとびきりユニークな“音浴食堂”へご案内します。
トビラを開くたび、ほっこり「いい音」がお出迎え。
路面電車の広電「胡町」停留所から、オトナのムードただよう夜の街「薬研堀」を南へ。広島市街地を横断する大動脈「平和大通り」に差し掛かるころ、深夜1時まで営業する老舗温泉施設「音戸温泉」が見えてきます。
「音楽食堂ondo」は、このビルの地下1階にあるバー&深夜食堂。
ランドリー奥の階段を降りて小さなドアを開くと、木のぬくもり豊かな店内には、唯一無二の音質と称される姫路発のサウンドシステムメーカー「最高音響」のスピーカーがドスンと佇んでいます。
スピーカーだけに留まらず、伝説のDJラリー・レヴァンらも愛用したヴィンテージミキサー「UREI1620」を備えるなど、「いい音」へのこだわりはかなりストイック。
まさに、ondo=音戸=音のトビラ。
店名の通り、ドアを開くたび「いい音」に浸れる“音浴スポット”というわけです。
このサウンドシステムの実力をフルに体感したいなら、週末を中心に開催されている音楽イベントにご参加を。DJとしても活躍するオーナーSATOSHIさんが、そのコネクションを活かして全国から才能あふれるDJやアーティストたちをブッキングしています。
お酒を片手に「いい音」に満たされると、あなたの知らない新たな「音のトビラ」が開くかもしれませんよ。
おいしい手づくりご飯と、イカしたアートにも注目。
「音楽食堂ondo」の魅力は、じつは「いい音」だけではありません。
オーナーSATOSHIさんと二人三脚でお店を切り盛りする、AYUMIさんによる素材にとことんこだわった手づくりご飯も、最高にアガるエレメントのひとつ。
店名に「食堂」と入れるだけあり、日替わり定食、パスタ、ピザ、お酒にベストマッチな一品料理などなど、バラエティ豊かなフードメニューを楽しむことができます。
また、BAKIBAKIこと山尾光平氏のペインティングや2YANG氏のアートピースなど、店内にちりばめられたアーティストたちの作品にも要注目。イベント開催時には、ライブペインティングが行われることもあるそうです。
2015年3月のオープンから2周年が経ち、すっかり広島のNEWスポットとして定着した「音楽食堂ondo」。
なごやかな笑顔とゆるい空気感で迎えてくれるオーナーの2人が、これからどんなアクションを起こしてくれるのか、ますます期待はふくらむばかりです。
音楽食堂ondo
木目調で統一されたインテリアは、そのほとんどがオーナーたちによる手づくり。店内の一角では、中古レコード・CDが格安で販売されています。
【音楽食堂ondo】
住所:広島市中区田中町6-3音戸温泉ビルB1F
TEL:082-245-9563
営業時間:18:00〜3:00(金・土曜は~5:00)
定休日:日曜
URL:http://www.ongakushokudoondo.com/
FaceBook:https://www.facebook.com/ongakushokudoondo/