vol.03 気分スッキリ*クリスマスリース

四季折々の花をお部屋に飾るようにインテリアとして壁や、玄関のドアに季節ごとのリースがあったらどんなに素敵だろう。
Tommyが素材に出会った時、想像の翼が広がり、作りたいと言う気持ちでいっぱいになるんです。
そのワクワク感を、月に一度のリース作りを通りしてお届けできたらいいなぁ~

「気分スッキリ*クリスマスリース」

私、枝が……捨てられないんです。
結局、捨ててしまうかもしれないと思ってもつい残してしまいます。

こうなると、周りのみんなは呆れ顔です。

役目を果たし頑張った力強い枝は、他に目的がない限り細かくカットして捨てられてしまう運命……(涙)

その運命をどうにかしたい!!!(ちょっと大げさ) 始末屋Tommyは考えました。

みんなのスマイルが飛び交う楽しいクリスマス。
お世話になったサツマ杉の枝にフォーカスをあてて残り物で仕上げる、『気分スッキリ*クリスマスリース』を紹介します。

Material

  • リースベース

  • サツマ杉(ヒムロ杉)の枝

  • サツマ杉の葉

  • ブルーアイス

  • トウガラシ

吹き付ける

何か平べったいベースないかな……

ゴソゴソしたら夏に使ったリースベースを見つけました。う~ん……白が目立ってしまう。

ゴソゴソしたら茶色のスプレー発見! 吹き付けてみました。

平べったいベースがなければダンボールをドーナツ型にくりぬいて代用もいいですね。

花材をカットする

ベースの内と外にそれぞれはみ出すサイズに花材をカットしていきます。

そこで気づきます! あ、また枝ができてしまった。

人生は繰り返すものですよね。

以前の残り物のタカノツメ。ドライにして、お料理にでも使おうかな~なんてとっておいたもの。

あ! お料理苦手でした(汗)

タカノツメを触った手で目を触らないようにご注意。たちまち涙が出てしまいます。

クリスマスリースに欠かせないグリーン。

深いグリーンとシルバーグリーンの2種類で味わいを入れていきます。

ここはこだわりたいところですね。

枝のカット時の思いがけないアクシデント。ふたつに枝が割れたのです。

よく聞くフレーズ……『ピンチをチャンスに!』(やっぱり大げさ)

割れ面をあえて見せてデザインしてみようとヒラメキが。枝が教えてくれます。

くっつける

お馴染みのグルーガンでメインの枝からと思いきや、サツマ杉から。

葉先が外に向かうように放射状に置いてくっつけます。

葉は透けているので、グルーガンをつけて手でおさえるのは火傷のもと。

そこで登場 !!  材料の枝で抑えて固定すると、あら便利!

捨てようとした枝に「ごめんなさい」の気持ちが芽生え始めます。

いよいよ枝の登場です!

ベースに届くようにグルーをしっかり付けて押さえ込みます。

この時も細い部分を外側に向けて配置します。

枝と枝同士を重ねたりして、立体感もプラスして、グリーンも見えるように。

アクシデントから生まれたワザもここで使います。

割いた枝の断面が入ることで、リースが明るくなりました。

最後にポイントにタカノツメを。

それぞれの素材をリースの内側から外側に細くなるようにデザインしたいので、短いタカノツメは内側に配置します。

デザインはブレずにやり遂げることが素敵に仕上がる秘訣なんですね。

仕上げ

余った小さなサツマ杉の葉も隙間に入れてあげて、ふんわりさせたらできあがり☆

タカノツメの茎もデザインの一部になって想像以上の仕上がりに。

残り物で、しかも捨てるはずのアイテムから、期待以上の仕上がりに。

新たな発見もあったり、作りながら楽しめて、枝も片付いて、浮かばれて気分スッキリ*

満足すぎて、こんな事に……懐かしのシャンプーハット(笑)。こうするとサイズ感もお伝えできますね。

みなさま、自分らしいデコレーションで素敵なクリスマスを過ごされますように。

Tommy

tommy_prof

NFD公認スクールで資格を取得後、ドイツフローラルスタイルの花の造形を学び、本場フランス パリでディプロマを取得。
フラワーショップ、大手ホテル 式場でフラワーコーディネーターとして就労。
2016年 Tommy製作所 設立。

日本フラワーデザイナー協会 講師認定
国家検定 一級フラワー装飾技能士

公式サイト:http://tommyworks.jp