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太陽の光をサンサンと浴びた、夏の顔と言えば……。そう! 誰もがご存じの『ひまわり』ですよね。偶然、花びらが散ったところに遭遇し、「ん? 花びらがなくても何だかかわいい♡ ドライにできるかもしれない!」。この夏、ひまわりのように太陽を浴びたこんがりTommyは、焼けたお肌に似合うようなワイルドリースに挑戦したくなりました。
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material
・ひまわり
・ハスの実
・紅オクラ
・黒ホオヅキ
・ラフランス
・テマリソウ染
・HBスターチス
・プロテア
・スモークツリー
・カンガルーポー
・フウセンカズラ
・グリーンリーフ
・グレビリア
仕込み
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(花びらをちぎるシーン)スキ……、キライ……、スキ……。人生の中で、1度はやったことがあるはず(笑)。
そんなことを思い出しながら、花びらをとります。
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あら! やっぱり。花びらがなくても、それなりに可愛いですね。
自分の発見のように言っていますが、実はすでに花びらのないひまわりは切り花として、ちらほら出回っているようです。
そして、風通りの良い場所で乾かし何日かかけてドライにします。
ワイヤリング
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今回、目指すのは『ワイルドに』ということ。細かい作業は避けたいので、ワイヤリングするのは、少なめにしておきます。
まずはスモークツリーから。
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続いてスターチス。ツイステングします。リースにはこのワイヤリング法をよく使いますよ。
くっつける
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さぁ、ここからいよいよワイルド劇場がはじまります。こちらはグレビリア。
そう! 覚えてますか? リースコラムの初回に出てきた葉っぱです。
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懐かしさに浸りながら、グルーガンでガンガンくっつけていきます。(事故多発)
いつものリースの花材の配置はほぼ均等が多いのですが、今回のテーマはワイルド。素材を強調すべくグルーピングしていきましょう。
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さて、ワイルドといえば最近人気のワイルドフラワー系のプロテア。ボリューム、強さ、硬さ、存在感、まさにワイルド級なのです。
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大きくて重みのある花材は数カ所グルーガンで接着して、しっかと留めます。
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夏といえば、蓮。お盆が終わり、蓮の実のドライがちらほら登場します。
グロテスクに感じるか、格好良く感じるかは、それぞれ好みが分かれるところです。私は、この変な形が好きでワイルド系に加えました。
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なんだこれ?
そう、オクラです。野菜も植物。最近は、見せる植物としてさまざまなタイプが栽培され、切り花として出回っているんです。
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これはオクラだよ! とわかるように、ヘタの部分も見せて、いろんな角度でくっつけていきます。
続いて、シワシワのラフランスも。
ワイルドとは、野性味が溢れた雰囲気が大切。素材が飛び出すような勢いをつけて、動きを出していきます。
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スモークツリーはクッションのように。強みばかりじゃ、息がつまりますよね。スモークツリーのさりげない優しさを注入します。
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そしていよいよ、ひまわりです。ひまわりはドライになると驚くほど縮まりますね。唯一花っぽい顔をしているので、しっかりお顔を見せてあげるように、くっつけていきましょう。
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さらに今度は、スターチスの可愛らしい優しさを注入です。ワイルドの中の息抜き的な感じに。
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こちらはカンガルーの前脚に似ている、カンガルーポーというオーストラリアのワイルドフラワーです。形が面白く、動きもつくのでつけてみます。
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ドライフラワーはどうしても色あせてしまうもの。でも、少しは色が残って欲しいので、グリーンリーフのプリザーブドを忍ばせます。
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お盆の時期、ホオズキをよく見かけませんでしたか? 最近は小さめで、おしゃれな色のものがあります。いまは茶色のホオズキも、最初は黒味がかった、グリーンでした。季節を感じ取れるものなので、最後のワイルドを付け足します。
そして、完成! 焼けたお肌に似合うリースということで、Tommyとリースの写真をお届けできたらよかったのですが、あまりに暑苦しすぎて、NGと判断。少々遊びすぎました……(反省)
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さて、昨年の9月からスタートしました、リースコラムもこれにて涙、涙の最終回。
語彙力が乏しいTommyのヘンテコリンなコラムに辛抱強くお付き合いいただきありがとうございました。
皆様も、何もクリスマスだけではなく、季節を感じてリースをつくる素敵な時間を過ごしてみてはどうでしょうか。
永遠の象徴とされるリース。わかりやすいデザインなので、あとは素材の組み合わせを工夫して、くっつけていくだけと実は簡単なのです。仕上がったリースを見ていると、きっと日々の暮らしの豊かさに気づき、幸せを感じることができるんじゃないかな〜と思います。