「よかったらこれ、使ってください」と渡されたものが富士山だったら、あなたは驚きますか? びっくりした後、思わずほほえんでしまうかもしれませんね。受け取った人の反応が気になる『case3776』の正体に迫ります。
新たなかたちのコミュニケーションツール
今回のアイテムは、富士山の7合目付近までが描かれたポケットティッシュケース。3776という数字、ピンときますか? そう、標高3,776メートルのことです。ティッシュを少しつまみ出し、ぜひあなたの手で完成させてください。
“一枚一枚富士山がまとう、雪や雲海を頂戴する気持ちで鼻に、目にそえてみるとしましょう”と語るのは、作品の生みの親である池ケ谷知宏氏。静岡県静岡市で生まれ育ったデザイナーであり、これまでに数々の独創的な富士山グッズをつくり出しています。
彼が立ち上げた会社『goodbymarket(グッバイマーケット)』は、“人と人の間をふわっと埋める”がコンセプト。ソーシャルネットワークの発展により、今後ますますマーケットの多様化が予想されます。その背景を踏まえて、「marketを通じて(by)goodにしたい」という想いが込められているとのこと。他者とのつながりを大切にしていきたい昨今では、ポケットティッシュ1つでも底知れぬ可能性を秘めているに違いありません。飲み物をこぼしてしまった、鼻水が止まらない、思わずうるっと涙が……。日常では拭けないと困ってしまう事態がよく起こります。そんなときにサッと渡してみると、相手はどんなリアクションをしてくれるのか!? ふとした出会いが早く訪れないか待ち遠しくなりますよ。
信仰と芸術の源泉である、富士山。山頂には神さまがいると謳われており、2013年には世界遺産登録された日本の象徴です。あの山を見て、「今度は新幹線から眺めたい!」と言う人もいれば、葛飾北斎の浮世絵『冨嶽三十六景』を想像する方もいます。
同じものを見ているはずなのに、捉え方は人それぞれ。私たちは当たり前のようにその姿をイメージできますが、少し視点を変えるだけで新しい何かをひらめきそうですね。
case3776
富士山の7合目付近までが描かれた、ポケットティッシュケース。ティッシュを少しだけつまみ出せば、イメージどおりの富士山が完成します。
■素材
綿(裏PVC加工)
■サイズ
130mm×92mm
■カラー
ブルー・ピンク
公式サイト:http://goodbymarket.com/
(価格・ラインナップは2018年3月現在のものです)
¥1,500(税別)
¥1,500(税別)