少ない量で料理の味の決め手となってくれる“薬味”の専用おろし金。小さめのサイズなので、卓上用におひとついかがでしょうか。かわいらしい見た目に反して切れ味が良く、重宝するアイテムです。
風味を引き立たせる、職人の技
銅製のおろし金は、昔から和食には欠かすことのできない道具です。1712年に編集された百科事典『和漢三才図会』にもすでに掲載されていたということからも、その歴史の長さを伺えます。
『薬味専用おろし金』を製作しているのは、1928年に浅草で創業した『銅寅』の流れを汲む、『大矢製作所』。錫(すず)メッキを施した純銅の板に職人が手作業で刃を立てていくという製法を、古くから受け継いできました。
丁寧にひと目ずつ作られた刃は、小さな薬味の繊維を細かく切ることができます。その仕上がりは、風味が損なわれず、口当たりもまろやか。また、刃が様々な方向を向いていることから、軽い力でスムーズにおろすことができます。
一般的な台形のおろし金のほか、長寿のシンボルとして知られる鶴や亀をモチーフにしたものもあります。いずれも手のひらにのるほどの小さなサイズ感がかわいらしいですね。食卓で少量の薬味をおろすのはもちろん、ジンジャーティーなどに生姜を入れる際にもぴったりの大きさです。
鶴・亀のおめでたい形に加えて、「おろし金」自体に「厄をおろす」などの縁起のいい意味があると言われています。置いておくだけでもご利益がありそうな、和のキッチンツールです。ご家庭用におひとつ、また、もうひとつは贈り物にいかがでしょうか。すぐに切れ味を試せるように、生姜やわさびなど、上等な薬味と一緒にプレゼントしてみるのもおすすめですよ。
画像提供:オンラインストアZUTTO
薬味専用おろし金
『大矢製作所』がつくる、料理人が選ぶおろし金。
大矢製作所 公式サイト:
http://ooya-seisakusho.com/オンラインストア
オンラインストアZUTTO:
https://www.zutto.co.jp/catalog/3495
(価格・ラインナップは2018年6月現在のものです)
¥2,160(税込)