1月に少し遅めの初詣に行った帰りに、植物や野菜がたくさん売っている道の駅のようなところに寄って苔玉を買った。

夫は濃いピンクの梅の苔玉。私はいろんな種類の木が植えられている苔玉。夫が買った苔玉は花びらにボリュームがあってとても華やかで、私が買った苔玉は大きな緑の葉っぱのついた木や、赤い実がなった木、レースのように苔玉の上を這う植物などが集まっていて小さな地球みたいだ。

早速仕事部屋の机の前に置いた。小さな緑の森がいつでも目に入って座っているのがなんだか少し楽しくなった。

調べてみると苔玉は育てるのが結構難しくて、半年以内にダメにしてしまう人が多いのだと書いてあった。こんなにかわいい苔玉がダメになってしまうなんて……。想像したらかなしくなった。がんばって育てよう。

苔玉の半年の誕生日には、素敵な受け皿を買おうと決めた。半年の間苔玉にぴったりなお皿を探そう。ちょうど夏至の頃に半年を迎えるからタイミングもわかりやすい。どんなお皿がやってくるかなぁ。初めての苔玉なのでわからないことばかりだけれど、元気にその日を迎えられますように。

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amycco.さんの著書「文鳥ちゃん」

yabai

文鳥ちゃんは、羽のお手入れと恋に夢中な白文鳥の女の子。
人間の「あきぴょん&えみ夫妻」と一緒に楽しく暮らしています。
ところがある日、文鳥ちゃんはあきぴょんに恋をしてしまい……
あきぴょんをめぐる恋の三角関係の行方は……?
¥1,512(税込)

『文鳥ちゃん』

amycco.著
出版年月日 2016/4/19
ページ数 111p
定価 本体1,400円+税

amycco.

amycco.prof

イラストレーター。

雑誌や書籍、雑貨などを中心にイラストレーターとして活動中。毎日文鳥に怒られている。

『文鳥ちゃん』(洋泉社)発売中。

公式サイト:http://amycco.com/