四季折々の花をお部屋に飾るようにインテリアとして壁や、玄関のドアに季節ごとのリースがあったらどんなに素敵だろう。
Tommyが素材に出会った時、想像の翼が広がり、作りたいと言う気持ちでいっぱいになるんです。
そのワクワク感を、月に一度のリース作りを通りしてお届けできたらいいなぁ~
「白樺のあったかリース」
何かに追われ、いつの間にか新年に。そして、いよいよ本格的な寒さの厳しいシーズンがやってきました。
春は目の前! でも「寒い……」が正直なところ。セールが終わって春物が出て、震えながら最先端を着こなす。
だけど、本当はウール素材に包まれたいのが本音ですよね。
そんな時に、あったかいお部屋で、あったかいココアを飲みながら眺めていたいリースを、寒がりTommyがつくってみました。
material
・白樺の皮 ・羊毛フェルト
・英字古紙 ・ヘクソカズラ
・ワタカラ ・リースベース(平べったいもの)
・グルーガン ・ボンド
・ワイヤー
材料をカット
約20㎝四方の正方形の白樺の皮をカットしてリースの土台をつくります。白樺の皮は1枚1枚の風合いが違って、魅力的な素材。いつも期待を裏切りません♪
丈夫で長持ち、誰からも愛され、ドライフラワーとの相性も抜群。Tommyが昔からよく使う素材のひとつです。
そのせいで、手の握力が強化されました(嘘です・笑。ただの怪力です)。硬い皮もあるので、力のいる作業なのです。
目には目を。正方形には正方形を。意味不明ですが、正方形の素材から小さい正方形をつくる方が、作業も早く、無駄もなく、きれいにカットができます。まるで自分が発明したかのような言いかた(笑)
横着者は目分量でチョキチョキ。大・中・小と大きさを分けてカットすると、仕上がりに雰囲気がでます。
ドライ素材ばかりでつくっていくと、どこか暖かみがほしい……。
あったかいといえば、「ウール」ということで、ボコボコ素材の羊毛フェルトを同じように正方形にカットします。
違った素材を合わせることで、オリジナル感がアップ。「普通じゃ終わらないんだよぉー」というポリシーを大切にしていきたいですね。そう、Tommyは貪欲すぎるのです。
そして、さらに欲深Tommyはエスカレート。
「英字の古紙をちぎって白樺の皮に貼ればおしゃれかも……」などと妄想し、凝りはじめます。
でも、欲はこれぐらいにしておきましょう。
もし、たくさんの注文をいただいてしまったら、自分の首をしめちゃいますので(汗)
貼り付けには恒例の……
接着はいたって簡単♪ 恒例のグルーガン頼み!
必要なのは根気とバランス感覚、そして熱意があれば十分なのです。
きっと、リースつくりは難しくないから好きなのかなと、ふと思ったりします。
えーーーーーい! 流行りのアレで猛ダァーーーーーーーッシュ!!
さらに、ポイントポイントに羊毛フェルトをグルーガンで、ちぎった英字古紙はつるっとした皮の上にボンドで貼り付けます。
これは、チラ見せ程度が適量。大切なのはバランス感覚なのです。
そして、お恥ずかしい名前をつけられた「ヘクソカズラ」を。安心してください、ドライのものは臭いません。
森でよく見かける、何かに絡んでいるつる性の蔦の実なんです。覚えやすいけど、違うネーミング考えてあげたいですね。
こちらは無造作に、クシュクシュっとしてワイヤーで。
仕上げて完成!
ジャン! SNS系の写真で、アクセサリーや小物を素敵に見せてくれるアイテム「ワタカラ」。文字どおり、棉の殻です。
誰がこの可愛さを発見して、このような商品にしてくれたのでしょうか?
ヘクソカズラもそんな方にめぐり会えてたら、違う名前で活躍していたかもしれません。
ワタカラをポイントづけしたら出来上がりです。
何層にも重なりあう白樺の皮。それぞれの素材の個性が風合いを醸しだし、暖かみと安らぎを表現しています。
皮の裏側も時には、表舞台に立たせてあげたら、さらに素敵さUP。
素材はいろんな顔を見せてくれて面白いのです。
最後をちょっとシリアスに。
左上が昨年、右上が一昨年つくったもの。好きな素材のリースは毎年つくっています。
おばあちゃんになるまで、さて、いくつ作れるのでしょうか。
その前に白樺の皮が廃番にならないように祈らなくては……。
でないと、木こりになってしまうTommyなのでした。