本格タイ料理に、みんな集え! 美味しいこと、楽しいこと、もっともっと。【みもっと先生 / おいしみ研究所】

とってもスパイシーで、独特の香りはすぐに病みつきに、色目にも鮮やかなタイ料理は、いまや日本でも大人気。そんなタイ料理を通じて、たくさんの人をつなぎ、楽しい時間を作り出していくのが、「おいしみ研究所」を主催するみもっと先生です。
現地タイ仕込みの本格的なレシピを学びつつ、むしろ料理中のコミュニケーションや、過ぎていく時間自体を存分に楽しめるっていうのは、料理教室の新しいカタチなのかもしれません。

足し合わせて、かけ合わせて、生み出される味の複雑性。

日本ではあまり知られていませんが、実はタイは農業大国。例えばお米で言うと、日本が1年に1回の収穫なのに比べて、タイでは5回も収穫できるというから驚きです。

「タイはハーブが本当に豊富。現地の人たちは豪快にどんどん使っていくの。そうして出来上がっていく味の複雑性がタイ料理の1番の魅力だと思います。

たとえば、日本でも馴染みのあるタイカレーをつくる時も、唐辛子やコブミカンの皮、レモングラス、あとはカーという生姜に似たスパイスなど、たくさん入れていくんですよ」

  • タイ東北地方の料理によく使われる米粉。ポリポリといただきました。
  • 現地で使われる調味料は日本でも調達可能!

ハーブやスパイスの使い方が、みもっと先生が考えるタイ料理の1番の特徴とのこと。確かにトムヤムクンやヤムウンセンなど、日本でも知られているモノは、香りがポイントのお料理ばかり。

「私もできるだけ出来合いのペーストなどの調味料は使わずに、生のハーブやスパイスから手作りすることを心がけています。日本の料理って、引き算の要素が強いですよね? タイ料理は足し算というかかけ算というか。どんどん複雑にしていくんです。でも適当に味を足しているだけじゃなくて、やっていると、行き着く先の味が見えてくるんですよ」

  • 先生のレシピの一例。見ているだけでお腹が鳴っちゃいそう……。

本場の味を伝えてきたみもっと先生も、日本に帰ってきて約3年。最近ではレシピにも少しずつ変化がでてきているとか。

「帰国してすぐの頃は素材も調理法も、オーセンティック!とちょっと無理をしてやっていました。でも最近は、“フュージョン”にならない範囲で、日本の食材を使ったタイ料理をつくることが増えたんですよ。

例えば「ラープ」というタイのサラダ。基本のレシピは、火を通したひき肉と煎った米粉にたくさんのハーブを混ぜ合わせて、粉の唐辛子で辛さを出すの。でも日本でつくるときは、お肉のかわりにサンマのお刺身を入れてみたら、すごく美味しくなりました

現地で学んだタイ料理をベースに、日本に住んでいるからこそ味わえるエッセンスをプラス。そうして出来上がるメニューは、すでにみもっと先生のオリジナル料理なのかもしれません。

「タイと日本では、天候も気温も違うから、現地と同じレシピでは、私自身が美味しいと思わなくなっちゃった(笑)。どんなお料理でもここで食べるから、この味が美味しいって、とても大切です。だから季節によってもどんどん変わっていきますよ」

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みもっと先生 / おいしみ研究所

タイ料理教室、タイ料理イベント、出張シェフ、ケータリングをやっています。

都立大学駅徒歩三分のところにおいしみ研究所(アトリエ)があります。

時々、都内、鎌倉、大阪などでタイ料理と自然派ワインのコラボイベントを開催しています。

出張シェフは会社様、個人宅様問わず実施しております。

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